期間工として働こうと思ってるけど、
「体が痛くなるって聞いたことある」
「腰とか足、指がやられるって本当?」
そんなふうに不安になっていませんか?
実際、長く工場で働いていると体に負担がかかることはあります。
特に、毎日同じような作業を繰り返すライン作業では、腰や足、指といった体の特定の部分に負荷が集中しやすいです。
でも、そうなるのにはちゃんとした理由があります。
そしてその理由がわかれば、体を守るための工夫もできます。
無理をしすぎず、少しの意識と準備で、痛みを防ぐこともできるんです。
この記事では、実際にライン作業をしている筆者が、「体が痛くなる原因」と「その対策」を、やさしくわかりやすく紹介していきますね。
期間工を考えている人、今つらいと感じている人、ぜひ読んでみてください。
腰が痛くなるのはなぜ?

期間工の仕事で、腰の痛みを感じる人はとても多いです。
どうして腰がつらくなるのか、原因と対策を見ていきましょう。
腰は体を支える大事な部分なので、負担がかかりすぎると他の部位まで悪くなることもあります。
※腰の痛みがつらいと感じている方は、こちらの記事も参考になります。
同じ姿勢でずっと作業するから
ライン作業では、同じ姿勢をずーっと続けることが多いです。
たとえば立ったまま前かがみで作業したり、腰をひねるような動きを何回もしたりすると、腰に負担がかかってしまいます。
この状態が何時間も続くと、筋肉がこわばってしまい、ひどい場合はぎっくり腰のような強い痛みになることも。休憩時間の少なさも、悪化の原因になります。
姿勢が悪かったり筋力が足りないとき
猫背だったり、体を支える力(体幹の筋肉)が弱かったりすると、腰がよりつらくなります。
姿勢のクセや筋力不足は、自分ではなかなか気づけないこともあるので注意が必要です。
長く働き続けるには、普段の生活から姿勢を意識したり、簡単な運動を続けることも大切になります。
腰を守るためには?
- 腰のベルトやインソール(靴の中敷き)を使って姿勢をサポート
- 簡単なストレッチや筋トレを毎日少しずつやる
- 作業中でもこまめに姿勢を変えるようにする
- トイレ休憩や飲み物の時間を利用して、体を伸ばす習慣をつける
足が痛くなるのはなぜ?

次に多いのが足の痛みです。足の裏やかかと、ふくらはぎなどが特につらくなりやすいです。
足が痛いと、歩くのもつらくなって仕事に集中できなくなることもあります。
立ちっぱなしで疲れる
工場では硬い床の上で、ずっと立って作業することが多いです。
すると血の流れが悪くなって、足がむくんだり、足の裏が痛くなったりします。
とくに休憩時間が少ない職場では、足の筋肉が回復する暇もありません。
だんだん疲れがたまっていき、夜に足がつることもあります。
※ちなみに、足の疲れや痛みの原因についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
靴が合っていない
履いている安全靴が足に合っていないと、指が痛くなったり、靴ずれをしたりして、歩くのもつらくなります。
安全靴は重たくて固いものが多いので、自分に合っていないと余計に疲れてしまいます。
足を守るためには?
- 自分に合う靴や中敷きを選ぶ(なるべく試着して選ぶ)
- 足首を軽く動かしたり、ストレッチをする
- 作業の合間に体重を左右に動かして、足の負担を減らす
- ふくらはぎのマッサージや温かいお風呂でリラックスする
指が痛くなるのはなぜ?

指は意外とよく使う部分で、気がつかないうちに痛くなることが多いです。
めちゃくちゃ手、指を使うから
ライン作業では、手や指をとてもたくさん使います。
部品を持ったり、工具を使ったり、ネジを回したりと、毎日同じような細かい動きを何百回と繰り返します。これが想像以上に指に負担をかけているんです。
とくに慣れないうちは、無意識に力を入れすぎたり、無理な角度で作業したりしてしまい、知らないうちに痛めてしまうこともあります。
細かい作業が多い現場では、毎日少しずつダメージがたまっていきます。
細かい作業が多いから
小さな部品をつけたり、ネジを回したりといった作業では、指にたくさん力がかかります。
そのせいで、腱鞘炎(けんしょうえん)になることもあります。
長く続くと、物を握るだけで痛くなったり、指が動かしにくくなったりすることもあるので注意が必要です。
※指の痛みや腱鞘炎についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
力の入れすぎ
作業に慣れていないうちは、つい力を入れすぎてしまい、指を痛めやすくなります。「しっかりやらなきゃ」と思うあまり、無理をしてしまう人も多いです。
指を守るためには?
- 力を入れすぎず、リラックスして作業する
- 作業の前後に指をストレッチしたり、軽くもんだりする
- 手にフィットした作業用手袋をつける
- こまめに手を休めるタイミングを作る
最後に|体をいたわりながら働こう
期間工の仕事は、体に負担がかかるのはたしかです。でも、原因を知ってうまく対策すれば、体を守りながら働くことは十分できます。
日々の疲れを放っておかず、小さな工夫や休憩をしながら続けていくことが、長く働けるコツです。「自分だけがつらい」と思わず、周りに相談したり、身体にやさしい工夫をしてみてください。
もし「もう今の職場は無理」「体が限界」と感じているなら、無理せず違う仕事を考えるのも大事です。
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