「まだまだ年齢も若いから腰痛とは無関係!」
とか
「腹筋と背筋を鍛えないから腰が痛くなるんだよ!」
なんて思っていませんか?
その考え甘いですよ。
慢性的な腰痛になってもおかしくないですよ。
この記事では、工場でライン作業をしている人、する予定の人に向けて工場勤務の腰痛予防についてお伝えします。
期間工などで完成車メーカーに勤務すると
- 長時間の立ち仕事
- 動き続ける
- 無理な姿勢
三拍子そろって腰痛になる条件はそろっています。
何も対策をせずに頑張って働いていると最悪、腰痛が原因で退職する恐れも有ります。
腰は一度痛めると癖になって、常に「腰に爆弾を抱える」状態になります。
この「腰の爆弾」を出来れば抱えない。もしもすでに抱えてしまっているのであれば、爆発させない予防法を知っていきませんか?
この二つに適切に対処していけば「腰に爆弾」を抱えなくて済みます。
腰を痛める前、健康なうちからしっかり予防することが工場勤務を生き抜くコツです。
工場で働く人は今、腰が痛くなくても読んでおいた方がいい内容です。
一緒に工場勤務の腰痛予防知っていきませんか?
工場勤務を考えている方、痛めやすいのは腰だけだと思ったら大間違いです。
工場勤務で痛めやすい体の部位を、パパっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
工場で働く前に知っておきたい内容です。
期間工は腰を痛めやすい? 腰痛の原因は二つ
そもそもなぜ工場勤務は腰痛になりやすいのでしょう?
仕事内容を見てみると…
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長時間の立ち仕事!
動き続ける!
同じ姿勢での仕事!
この3つが腰痛を引き起こす原因になっています。
この3つが起因となり
- 骨盤のゆがみ
- 筋肉の緊張
を引き起こします。
完成車メーカーの工場では意外なことに、重量物を自分の力だけで持ち上げるような仕事は少ないです。
重量物を取り扱う仕事の場合、補助装置などで極力、作業者の負担は減らすように設定されているからです。
腰痛の原因は、重量物の上げ下げよりも、同じ姿勢、作業の繰り返しによる骨盤のゆがみと筋肉の緊張です。
詳しく見ていきましょう。
期間工で腰を痛める原因① 【骨盤のゆがみ】
骨盤がゆがむ原因は、長時間の立ち仕事です。
もともと人間の体は完全な左右対称ではないため、重心が右左のどちらかに傾いています。
長時間、立ち仕事で同じ姿勢をしていると、徐々に骨盤がゆがんできます。
完成車メーカーのライン作業は、ただでさえ、骨盤がゆがむ長時間の立ち仕事の上に、無理な姿勢をプラスします。
担当した仕事によりますが、
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ずっと上を向いた姿勢。
ずっと前かがみの姿勢。
半身ひねった姿勢。
等、無理な姿勢で仕事をすることが多いです。
1回、1回の負担は少ないですが、無理な姿勢を1日中繰り返すので、骨盤のゆがみも加速します。
仕事中の姿勢、体勢が担当する仕事によって、まちまちなので、腰痛を引き起こしやすい仕事、腰痛を引き起こしにくい仕事が有ります。
期間工で腰を痛める原因② 【筋肉の緊張】
筋肉が緊張することも、腰痛の原因になります。
長時間同じ姿勢をとることによって、筋肉が緊張し血液の循環が悪くなります。
自動車工場のライン作業では、同じ姿勢の連続なので、
筋肉が緊張→筋肉が固くなる→血液の循環が悪くなる→腰が痛い。
という流れになります。
同じ姿勢、無理な体勢を繰り返す自動車工場のライン作業では、腰痛は避けられない問題なのかもしれません。
工場勤務で、今現在腰痛に悩んでない方も、
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明日は我が身!
の意識を持ち、適切に対策していきましょう。
期間工で腰を痛めない為の対策
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工場勤務が、腰痛になりやすい原因がわかった所で対策をしていきましょう。
まずは、物を持ちあげる時に軽く膝を曲げるようにしましょう。
持ち上げるものが重くても軽くても膝を曲げることが重要です。
軽いものを持ち上げる際に、油断してギックリ腰になるのは、あるあるです。
普段の仕事で蓄積されたダメージにとどめを刺しかねないので、仕事中はもちろん、プライベートでも物を持ちあげる際は必ず軽く膝を曲げるようにしましょう。
まずはこれを守ってください。
その他の対策としては以下の3つに分けて説明します。
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仕事中の対策。
プライベートでの対策。
予防アイテム。
それぞれ見ていきましょう。
工場で腰を痛めない為の対策①【仕事中編】
自分に任せられた仕事によって作業姿勢も違うので、腰に負担がかかりやすい仕事、腰に負担がかかりにくい仕事が有るのが事実です。
仕事中にできる対策としては、
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準備運動をしっかり行う。
力を抜いて作業する。
改善できそうな「気付き」が有れば相談する。
難しいことは無いので、是非実践してみてください。
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準備運動をしっかり行う
仕事前の準備運動はしっかりと行いましょう。
これは大前提です。
ライン作業にも負荷の大きい作業、小さい作業が有りますが、どちらにしても準備運動は大切です。
自動車工場のライン作業は、軽いダンスくらいの運動量が有ります。
準備運動をしないまま仕事に入ると、腰だけでなく全身痛めることにつながります。
私の見た感じだと、始業前のラジオ体操をしっかりと行っているのは、
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10代の運動習慣のある人。
40代以上の体を痛めたことのある人。
この2パターンの人は、準備運動の大切さを知っているので、準備運動も本気です。
今現在、気を抜いて準備運動をしている方はご注意ください。
力を抜いて作業する。
仕事中は極力、力を抜いて作業しましょう。
肩に力が入っていると、しっかりと腰にも力が掛かっています。
体的にも、仕事的にも必要以上の力を入れるのはマイナスしかありません。
自分で「力を抜く」と意識するだけで、力の入れ具合が変わります。
意識して力を抜きましょう。
改善できそうな「気付き」が有れば相談する
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こうすれば、楽な姿勢で仕事できるかも。
この位置にクッションが有れば、楽かも。
等、仕事中に改善できそうなポイントを見つけたら、どんどん上司に相談してみましょう。
具体的に内容と効果を説明できれば、実現する可能性が高いです。
自動車工場の現場は、「改善ネタ」に飢えています。
自分の仕事が楽になる「改善ネタ」を提供して、上司はそれを基に改善する。
仕事環境も良くなりますし、上司も上に報告できる。
WIN WINの関係です。
自分が楽になるような「気づき」が有れば、どんどん相談してみましょう。
工場で腰を痛めない為の対策②【プライベート編】
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続いて、プライベートでの対策です。
仕事中にできる対策には限りがあるので、プライベートでもしっかりと対策をしていきましょう。
ポイントはこちら
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体重管理。
筋肉増強。
ストレッチ。
この3つのポイントを覚えておいてください。
体重管理
腰は、姿勢を保つのに重要な部位です。
立っていると、上半身の重さが全て腰にかかるので、重すぎる体重は腰痛の敵です。
普通に生活しているだけで、体重が軽い人よりも体重が重い人は、腰に負担をかけていることになります。ご注意ください。
食生活、運動習慣を見直して適正体重になることで、腰痛予防以外の効果も期待できます。
まずは自分の適正体重を知ることから始めましょう。
自動車メーカーの工場で働けば、自然と適正体重にすることが出来るかもしれません。
お金をもらいながら、体重を減らしたい方はこちらの記事もご覧ください。
筋肉増強
筋トレをして、筋肉を増強させることも腰痛予防には効果的です。
筋肉を増強させることにより、姿勢の改善、腰椎の支持に効果的だからです。
筋肉によって、腰をサポートしてあげるイメージですね。
腰痛予防には、腹筋と背筋の筋肉増強がおススメです。
シックスパックの腹筋や、鎧のような背筋は必要ありませんので、自分のペースで少しづつ筋トレをしてみてはどうでしょう?
痛みが有ったら、直ぐに筋トレを中止することをお忘れなく。
ストレッチ
腰痛予防の基本はストレッチでしょう。
腰の痛みの原因である骨盤のゆがみと筋肉の緊張の両方にアプローチできるからです。
ストレッチを毎日続けることで、ライン作業でゆがんでしまった骨盤を元の位置に戻し、筋肉をほぐすことで筋肉の緊張をとる効果が期待できます。
ストレッチにはいろいろな種類、やり方が有りますが、おススメは自分がやっていて心地の良い痛気持ちいいストレッチを行うことです。
色々と試してみてください。
ストレッチをする際は、一般的なメニュー通りに行うのではなくて、自分なりにアレンジしてみるのもおススメです。
ライン作業では、
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右半身だけ負担がかかっている。
前傾姿勢が多い。
片足立ちで仕事をしている。
など、体のゆがみを加速させる姿勢が沢山あります。
自分なりに伸ばす時間を長くするなど、負担がかかっている部位を重点的にストレッチで伸ばしてあげましょう。
期間工で腰を痛めない為の対策③【予防アイテム編】
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最後は腰の痛みを予防するアイテムです。
痛みを感じたり、腰に違和感を感じたりしたら腰痛予防アイテムを使うのも効果的です。
予防アイテムを使って、腰への負担を減らしてあげましょう。
コルセット
骨盤を固定し、痛みを軽減させてくれるコルセットがおススメです。
骨盤が安定するので、姿勢の維持が楽になり、痛みも軽減されます。
注意点としましては、痛みがない時に予防としてコルセットを装着するのは、おススメ出来ません。
コルセットを常に装着すると、筋肉低下や、腰以外の部位への負担増など悪影響も出ます。
何をするときでも「コルセットが無いと不安」のような精神状態にもなります。
コルセットは痛みが出た時のみ使用するほうが良いです。
腰痛がひどい時にコルセットはとても効果的ですが、そこまで痛くはない時、腰痛を予防したいときには若干コルセットは煩わしいものです。
着用するのも面倒だし、汗で蒸れるし、もちろん非着用時に比べて腰回り、お腹周りに違和感があります。
そんな人におススメなのは「はく腰サポーター」というアイテムです。
着用方法はいつもの下着と変えるだけの【下着とコルセットのハイブリット的なアイテム】です。
着用することで、煩わしさなく大幅に腰部の筋負担を軽減できます。
気になる方は、下のリンクから覗いてみて下さい。
もう普通の下着には戻れないかもしれませんので、ご注意を!
![](http://www.image-rentracks.com/bodysprout/seitai_zero/728_90.jpg)
インソール
インソールを使うのも効果が期待できます。
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腰が痛いのにインソール?
と思うかもしれませんが、これがなかなか侮れません。
腰の痛みの原因である「骨盤のゆがみ」こちらにアプローチできるからです。
インソールを着用することで、良い姿勢をキープで来るようになれば腰への負担がぐっと減ります。
最近はスポーツ用だででなく作業靴、安全靴用のインソールも有ります。
インソールは腰だけでなく、足の負担も減らすことが出来るので、立ち仕事、ライン作業のマストアイテムかもしれません。
工場勤務を楽にするには、まず足元からです。
工場勤務の神アイテム、インソールについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
期間工は腰を痛めやすい? まとめ
![まとめ](https://otokoujou.com/wp-content/uploads/2023/11/24344248.jpg)
今回は工場勤務が、痛めやすい「腰」についてお伝えしました。
以下にまとめておきます。
工場で腰が痛くなる原因は二つ
- 骨盤のゆがみ
- 筋肉の緊張
工場での腰痛予防
【仕事中編】
- 準備運動をしっかり行う。
- 力を抜いて作業する。
- 改善できそうな「気付き」が有れば相談する。
【プライベート編】
- 体重管理。
- 筋肉増強。
- ストレッチ
【予防アイテム編】
- コルセット
- インソール
工場勤務は「腰に爆弾」を抱えやすい仕事です。
若い人でも「腰に爆弾」を抱える恐れも有りますし、残念ながら年齢を重ねるほどに、リスクは上がっていきます。
原因を知り、理解し、対策して、「腰に爆弾を抱えない!」「腰の爆弾を爆発させない!」ように仕事を出来るようにしていきましょう。
もしもすでに腰の痛みを抱えていて、この先が不安という方は、完全に腰を痛める前に転職してしまうのも良いでしょう。
完全に腰を痛める前に動きだすのが正解です。
腰の負担の大きい工場以外の仕事を探し出しましょう。
![工場一筋さん](https://otokoujou.com/wp-content/uploads/2022/06/22768788-4-150x150.jpg)
でも今まで工場でしか働いた経験が無いから不安…
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工場勤務で腰に悩みをお持ちの方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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