期間工なんて誰でも出来る仕事だと思っていませんか?
確かに募集ハードルは低めで、応募する時期によっては誰でも慣れそうなイメージです。
でもちょっと待ってください。
期間工になれる事と、元気に働ける事は全くの別問題です。
工場勤務、特にハードな部類に入る期間工では、仕事に慣れる前に体を痛めてリタイヤする人がたくさんいます。
短期間でパパっと稼ぐつもりが、体を痛めてこの先ずっと痛みと付き合っていくんでは割に合わないですよね。
期間工として期間満了まで元気に働くためには、痛めやすい部位を知る事と、適切にケアをする事が大切です。
こんな人におススメの記事です。
- 期間工に興味はあるけど、きついと聞いて躊躇している
- 期間工として働き始めたけど、ちょっと体が痛くなり始めた
- 体は痛いけど、期間満了まで辞められない理由がある
等々、悩める期間工向けの記事です。
どんな仕事でも働き始めは、コツや力の抜き方もわからないので、無理をして一生懸命に動いてしまうものです。
でもそこで精神面だけで乗り切るのと、しっかり体をケアして乗り切るのとでは、数日後、数週間後の体の痛みが大違い。
体をケアしているのと、していないのとでは数年後の体年齢も大違いですよ。
期間満了まで元気に働きたい人はぜひ読み進めください。
期間工は体を壊す?
では早速、期間工が痛めやすい身体の部位を見ていきましょう。
期間工が痛めやすい体の部位は次の3か所です。
指!腰!足!
思っていたのと違いましたか?
立ち仕事全般で、負担がかかり痛めやすい腰・足に加えて期間工だと指にも負担がかかり痛くなりやすいです。
特に組立工程に配属された方は、指の痛みに注意してください。
次から部位別に痛くなる原因を見ていきましょう。
期間工は【指】を壊す?
期間工が痛めやすい体の部位の一つ目は【指】です。
指は、組立工程に配属された期間工初心者のほとんどの人が痛くなる部位です。
人によって痛みに差はあっても、期間工初心者ならほぼ確実に指は痛くなります。
と言うのも、組立工程に配属されると、通常の生活では考えられない程、指先を酷使します。
1日に数千回インパクトレンチのトリガーを引くなんて、ざらです。
固いゴム製の部品を押し込んだり、いくつものコネクターを結合したりします。
特に仕事に慣れないうちは、必要以上の力も入りがちで、動きにも無駄が多いので指が悲鳴を上げます。
日々の仕事で指先へのダメージ、疲れが蓄積されていきます。
正直、期間工初心者なら、多少の指の痛みは覚悟しておく必要があります。
期間工は【腰】を壊す?
期間工が痛めやすい体の部位の二つ目は【腰】です。
期間工では大工さんや職人さんと違い、重量物を持ち上げるような仕事は少ないですし、重量物を扱う仕事では、装置などが入っているので体への負担は軽減されていることが多いです。
腰の痛みの原因は重量物の取り扱いでは無く、同じ姿勢で1日中仕事をすることです。
立ち仕事、同じ姿勢での仕事は、じわじわと腰に負担をかけていきます。
腰に負担をかけて、負担をかけて、疲労がたまったところで、油断して重い物を持って、ぎっくり腰!
または
腰に負担をかけて、負担をかけて、疲労がたまって、慢性的な腰痛持ち!
になっている人を、私は何度も見ています。
期間工で腰を痛める原因は、同じ姿勢で1日中仕事をすることです。
期間工は【足】を壊す?
期間工が痛めやすい体の部位の三つ目は【足】です。
残念ながら、立ち仕事では足に疲労が溜まるのは避けられません。
通常の立ち仕事でも疲労がたまるのに、期間工だと、立ったまま色々な姿勢で動き続ける必要が有ります。
立つ、しゃがむ、背伸びする、片足立ちになる等、色々な姿勢になることで足の疲労も倍増します。
この溜まった足の疲労を、放置しておくと足の痛みに変わります。
期間工が足を痛める原因は、一日中の立ち仕事による足の疲労です。
期間工満了まで働きたいなら?
期間工が痛めやすい体の部位がわかった所で、予防法を見ていきましょう。
どの部位も、痛くなってから対処するのは大変です。
痛くならないようにする、予防が重要になってきます。
全てに共通するの予防法は、
ストレッチとセルフチェックです!
仕事の前後にしっかりとストレッチをして、体の部位を伸ばす。
日々、自分の体に異常、違和感が無いかチェックし、何かあったら上司に相談する。
この2つの予防法は、痛めやすい部位だけでなく、体全てのケアに共通します。
是非、実践してみてください。
では、部位ごとの予防法を見ていきましょう。
期間工を続けることで、体だけでなく心も壊す人がいます。
「お客さんや取引先の機嫌をとらなくていいのになぜ?」
「毎日、同じことを繰り返すだけなのになぜ?」
こんな風に思った方はこちらの記事もご覧ください。
指のケア方法
正直、組立工程配属の期間工初心者は、仕事に慣れるまで多少の指の痛みは覚悟しておきましょう。
日常生活では考えられない程、指を酷使するのである意味では仕方がありません。
でもただただ、精神面だけで頑張るのはNGです。
精神面だけで頑張った先に待っているのは、腱鞘炎やばね指です。
指の痛みには次の2点が効果的です。
- 適正な力加減を意識する
- 日々のケア
指の痛みの予防には、適正な力加減を意識することが効果的です。
働き始めて間もない時は、どうしても必要以上の力を入れがちです。
すべての作業には、適正な力加減が有ります。
入れすぎた力は、全て自分に返ってきます。
自分の力で、自分の体を痛めかねないので、適正な力加減を意識しましょう。
適正な力加減を意識して仕事をして、仕事が終わったら頑張った手・指を労わってあげましょう。
仕事に慣れるまでは、お風呂に入りながらでも、動画を観ながらでもいいので、手・指をストレッチしてリラックスさせてあげましょう。
こうすることで、疲れを溜めない効果もありますし手・指の異常にも気づけます。
「ストレッチのやり方がイマイチわからない!」
「毎日、ストレッチするのは面倒!」
こんな人は、ストレッチアイテムを使うのもアリです。
手を痛めてからでは治すまでに時間がかかるので、痛める前に対策しておくことが重要です。
期間工の指の痛みについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
期間工がなると最悪退職になる地獄の【ばね指】について知れます。
腰のケア方法
続いて、腰の痛みの予防法です。
任せられた仕事によって作業姿勢も違うので、腰に負担がかかりやすい仕事、腰に負担がかかりにくい仕事が有るのが事実ですが、期間工の仕事全般で腰は痛めやすいです。
腰を本格的に痛めてしまうと、正直、仕事どころではありません。
日常生活にも支障が出てきますので、しっかりと予防しましょう。
まずは仕事前の準備運動をしっかりと行いましょう。
まずはここからです。
しっかりと身体をほぐしてから仕事をするようにしましょう。
当たり前のことですが、意外とこれが出来ていない人が多いです。
立ち仕事では腰を痛めやすい事を理解して、腰に急激な負担をかけないことが重要です。
期間工の腰の痛みについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
腰は一度痛めると癖になります。
足のケア方法
足の痛みの予防に効果的なのは、くつを見直すことです。
靴のサイズは合っていますか?
靴ひもはしっかり締めていますか?
まずはここを確認しましょう。
靴のサイズが合っていない方、靴ひもをしっかりと締めていない方は、それだけで余計な力が入り、疲れやすくなっています。
仕事をするときの靴は、職場ごとに決まっていることも多いので、自分の好みの物を選ぶことは難しいかもしれませんが…。
サイズは選べます!
靴ひもの締め具合も調整できます!
それでもダメなら、インソールを入れて調整するなど、自分に合った靴を目指しましょう。
靴のサイズ、紐の締め具合を見直すだけで足の疲れを軽減でき、足の痛みの予防効果も期待できます。
期間工の足の痛みについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
立ち仕事が避けて通れない足の痛みについて知れます。
足の痛み対策で、まず考えたいのは足下!
インソールを見直すことで、その足の痛み軽減が期待できます。
詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
工場で指定された靴をそのまま履いている人は、損しているかもしれません。
期間工で体を痛めるリスクを下げたい人は?
もしもあなたが期間工初心者なら、応募するメーカー選びも重要です。
特に今までデスクワークやサービス業で、動き続ける仕事をしてこなかった人は応募するメーカー選びを慎重にしたいところです。
期間工初心者におススメなのは、部品メーカーの工場で働くことです。
絶対とは言い切れませんが、完成車メーカーよりも仕事の負担が少ないです。
扱う部品のサイズが違いますし、女性や年配の人も多いです。
「初めての期間工なら、完成車メーカーよりも部品メーカーから!」
体を痛めるリスクを下げるには、メーカー選びも大切です。
気になる方は、↓のリンクからどんな部品メーカーがあるのか確認してみて下さい。
大手メーカーの期間工・期間従業員専門の求人専門情報サイト【期間工.jp】期間工は体を壊す?まとめ
今回は期間工初心者が痛めやすい体の部位について解説しました。
期間工が痛めやすいのは指・腰・足です。
期間工で完成車メーカーの工場で働くと、日常生活では考えられない程、手、指を使います。
1日中立って仕事をすると、足腰の負担は相当なものです。
正直、期間工は体を痛めやすいです。
特に働き始めたばかりの頃は、頑張る気持ちから無理をしがちです。
痛くなりやすい部位と、原因を知ってしっかりと対策をしていきましょう。
どの部位も痛くなってからでは、回復するのに時間がかかりますよ。
体を痛めずに期間満了まで元気に働きましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント