この記事では、気づくと手がガサガサになる
工場の手荒れ対策についてお伝えします。
工場で勤務している方、期間工の方。
手、指先大丈夫ですか?
カサカサじゃないですか?
ひび割れしていませんか?
あかぎれしていませんか?
手が荒れてくると気になりますよね。
放っておくと、気になるだけでなく痛くなることもあります。
冬の寒い季節に手荒れで悩む人は多いと思いますが、工場勤務の人は年中手荒れに悩む人もいます。
手荒れの原因を知り、適切に予防してキレイな手で働きましょう。
工場勤務は爪のあいだも汚れやすいです。
清潔感は指先からです。
工場勤務でもキレイな爪でいたい人はこちらの記事もご覧ください。
工場勤務の手の痛みには2種類あります。
手荒れでは無く、手・指の使い過ぎで手が痛い人はこちらの記事もご覧ください。
工場の手荒れの原因
まずは工場勤務の手が荒れる原因を知っていきましょう。
私が勤務する自動車製造工場では、安全のため作業中は手袋の着用が義務付けられています。
水仕事をするわけでもなく、頻繁に脱着を繰り返すわけでもない。
手袋の素材も蒸れやすいゴム製の物でなく、綿やナイロンなどの素材。
どちらかと言うと、手荒れしにくそうなイメージです。
なぜ手荒れに悩む人が多いのでしょう?
工場で手が荒れる主な原因は3つです。
- 手の洗いすぎ
- 乾燥した空気
- 手袋内での摩擦
順に見ていきましょう。
手の洗いすぎ
職場にもよりますが、多くの人が作業中着用している手袋は、どちらかと言うと目が粗いものになります。
作業をしている中で、鉄粉や、油などが目の粗い手袋を通り抜けて手に付着します。
この鉄粉や油などを休憩のたびに丁寧に洗い流していると、必要以上に手の水分、油分を洗い流してしまい、手の潤いが無くなってしまいます。
休憩のたびに、石鹸を使い指先、爪の中までしっかりと洗い、その後アルコール消毒を行っている人は要注意です。
もちろん、全く手を洗わないのは衛生面的にNGですが、必要以上に手を洗うこともまたNGなのです。
手を洗うことによって、肌のバリア機能が損なわれます。
特に職場に設置してある、業務用の手洗い石鹸は洗浄力の強いものも多いので長時間手を洗うだけで、手が荒れる原因になります。
敏感肌や乾燥肌の人は特に注意しましょう。
乾燥した空気
手荒れにはもちろん季節も関係あります。
冬の乾燥した空気は、手を乾燥させトラブルの元になります。
冬は気温も、湿度も低いので肌が乾燥しやすく、皮脂の分泌も少なくなります。汗もあまりかかない季節なので肌表面に水分が補われません。
特に手、指先は体の他の部位に比べて皮脂膜が薄くなっています。乾燥した空気で手、指先の水分が少なってくると、皮脂膜の下にある角質層まで水分がなくなりやすく、手荒れにつながります。
指先が固くなったり、皮がむけてきたら角質層の水分不足のサインです。
手袋内での摩擦
作業中に着用している手袋のサイズは合っていますか?
大きめサイズの手袋で仕事をしていると、手袋の中で手が動いて手袋と擦れます。
特に痛くもなく気にならない擦れ、摩擦ですが、1日中手袋を付けて仕事をしていると、結構なダメージになります。
手の洗いすぎや、冬の気温、湿度によって乾燥した手に、手袋内での摩擦が加われば、手が荒れるのは必然です。
工場の手荒れ対策
工場で手が荒れる原因はわかりましたか?
見ていただいた通り、工場勤務では手が荒れやすい環境です。
手が荒れて痛くなってから対策するのでは無く、手が荒れる前にしっかりと対策を行って、手荒れの無いキレイな手で仕事をしましょう。
具体的な対策は3つです。
- 手洗いの仕方を見直す
- ハンドクリームを使う
- 手袋のサイズを合わせる
順に見ていきましょう。
手洗いの仕方を見直す
まずは手洗いの仕方を見直しましょう。
とは言っても、手を全く洗わないのはNGです。
工場勤務では手袋をしていても、鉄粉や油が手に付着することが有り、手洗いを入念にしがちです。
ポイントは3つです。
- 毎休憩ごとに石鹸を使って手を洗わない。
- 水で手を洗う。
- 毎休憩ごとにアルコール消毒しない。
毎休憩ごとに石鹸を使って手を洗わない
毎休憩ごとに丁寧に石鹸を使って手を洗っていませんか?
お昼休憩前、食事の前なら、石鹸を使って丁寧に手を洗うのは賛成ですが、小休憩ごとに手を石鹸で洗うのは出来れば避けたいところです。
小休憩でトイレに行った後でしたら、石鹸を使わずに水で手を洗うだけで十分でしょう。数分後にはまた手袋を付けて仕事をしています。
過剰に石鹸を使って手を洗うのは避けましょう。
水で手を洗う
お湯で手を洗っていませんか?
寒くなってくると、水で手を洗うのは嫌ですよね。
寒い季節に高温のお湯で手を洗うと気持ちいいですよね。
でも熱すぎるお湯で手を洗うと、手の乾燥を進めてしまいます。熱いお湯は皮脂を奪いやすいです。
出来るだけ、水で短時間で手洗いを終えましょう。
どうしてもお湯がいい人はぬるま湯(33~35℃)にしましょう。
毎休憩ごとにアルコール消毒しない
アルコール消毒しすぎてませんか?
新型コロナの影響で、至る所にアルコール除菌スプレーが置いてあります。
手洗いと、アルコール除菌をセットで行っている人も多いのではないでしょうか?
アルコール除菌をすると、皮脂膜も菌と一緒に洗い流されてしまい、手が乾燥して手荒れの原因になります。
確かに飲食する前でしたら、アルコール除菌はしたほうが良いですが、小休憩で、数分後にはまた手袋を付けるのであれば、アルコール除菌はいらないでしょう。
アルコール除菌は飲食前だけで十分です。
ハンドクリームを使う
続いての対策はハンドクリームを使うことです。
もちろんハンドクリームは使っていますよね。
手荒れに効果的なのは、やっぱりハンドクリームです。
ハンドクリームを使うことで、乾燥予防や保湿の効果が期待できます。
ビタミン配合の物や、尿素配合の物、保湿成分が高めの物など色々あります。
使用感、香り、べたつきなどの好みも有るので、自分に合った物を探してみましょう。
工場勤務の手荒れに悩む方には、ハンドクリームを付けるタイミングが重要です。
おススメは休憩明けごとに、手袋を付ける前にハンドクリームを付けることです。
こうすることで、手を乾燥から守ることが出来ます。
頻繁にハンドクリームを付ける人には大容量のボトルタイプがおススメです。
1つ職場に置いておくと、ストレスなく簡単にハンドケアできますよ。
たっぷり目にハンドクリームを付けることで、指先、爪の汚れ防止の効果も期待できます。
手、指先がキレイな状態で過ごしたいなら、夏でも冬でも工場勤務の方はハンドクリームを使用しましょう。
手袋のサイズを合わせる
最後の対策は手袋のサイズを合わせることです。
工場勤務ですと、仕事ごとに使用する手袋が指定されていることが多いので、自分に合った手袋を使えない方も多いと思います。
手袋のサイズが選べるのであれば、自分の手の大きさに合った物を選びましょう。
サイズが選べないのであれば、インナーにもう1枚薄い手袋を使用するのもいいでしょう。
スムスなどの薄い手袋を1枚インナーに付けるだけで、フィット感が変わります。
インナー手袋を使って手袋と手の摩擦を軽減すれば、手荒れも解消されるかもしれません。
また裏技?として、工場で使用することが多い軍手は、熱を加えると縮む性質が有ります。
仕事前に、暖房などで軍手を温めてみましょう。少し縮んでサイズが小さくなりますよ。
温める時は火災に注意しましょう。
工場の手荒れから手を守る!まとめ
今回は工場勤務で手荒れに悩む人に向けて、手荒れの原因と対策をお伝えしました。
以下にまとめておきます。
工場で手荒れの原因
- 手の洗いすぎ
- 乾燥した空気
- 手袋内での摩擦
工場で手荒れの対策
- 手洗いの仕方を見直す
- ハンドクリームを使う
- 手袋のサイズを合わせる
工場の仕事は手先、指先を使う仕事が多いので手が荒れると、仕事にも影響が出てきます。
特に自動車製造工場の期間工は、手先、指先のケアが大切です。
日々の意識と、少しの対策で、手荒れは防ぐことが出来ます。
しっかり、ハンドケアしてキレイな手で働きましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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