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工場の立ち仕事で足が痛い!期間工初心者はみんな足が痛い?

工場の足の痛みの予防法のアイキャッチ 身体がつらい人向け

工場で働き始めたあなた!

「足痛くないですか?」

工場勤務に慣れていない人が、工場で働き始めると真っ先に足が痛くなります。

一人分の仕事をまだ担当もしていないのに、足がバキバキに痛くなりがちです。

特に今まで立ち仕事を経験してこなかった人は、確実に痛くなります。

でも安心してください。

おと
おと

慣れます!

最初は「ホント無理!」と思っていた足の痛みも、しばらくすると気にならなくなることがほとんどです。

とは言え、慣れるまで痛みを我慢しながら働くのも辛いですよね。

「慣れたから大丈夫!」と思って油断していたら、足の負担が蓄積して慢性的な痛みに変わる人もいます。

そこで今回は、現役で完成車メーカーの組立工程でライン工をしている【おと】が足の痛みに悩む工場勤務の人に向けて、工場勤務の足のケアについてお伝えします。

工場勤務で足がすでに痛くなっている人、足の疲れが取れない人に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

足の痛みについて理解を深めて、適切にケアして元気に働きませんか?

工場の立ち仕事で足が痛い!

今までデスクワークの仕事をしていた人が、一日中立って仕事をする工場で勤務したら、最初は足が痛くなるのは当然でしょう。

おと
おと

足が立ち仕事に対応していないんだから当然痛くなります!

その上、特に自動車製造なんかのハードな工場に勤めると足の負担は大きいです。

  • 一般的な立ち仕事:基本的に立ちっぱなしで動きが少ない(足の負担は少ない)
  • ハードな工場の立ち仕事:基本的に立ちっぱなしで常に動き続ける(足の負担が大きい)

一般的な立ち仕事と、ハードな工場の立ち仕事の違いは、立っているだけでなくて常に動き続けることです。

工程によっては、ほんとダンスのように動いている人もいます。

しかも自分のペースではなく、ラインのペースで。

配属されて間もない人が必死で動き続けた結果、足を痛めるという話はよく聞きます。

工場勤務の足が痛くなる理由

まずは工場で働くと足が痛くなりやすい理由を知っておきましょう。

足が痛くなりやすい理由は、立ち仕事+動き続けることです。

ハードな工場に勤めると、1日中立ちっぱなしの動きっぱなしになります。

スポーツのように動きやすいシューズ、柔らかい地面で動くのではなく、動きやすさよりも安全を重視した安全靴で、硬い床で動き回ります。

スポーツだったら長くても45分くらいでハーフタイムが有りますが、工場の仕事は120分連続で休憩なしの時間も有ります。

120分立ちっぱなしで動きっぱなしなんですから、工場になれていない人の足は簡単に痛くなります。

次からは足の部位ごとに痛みの原因を見ていきましょう。

ひざの痛み

ひざが痛くなる主な原因としては、ひざの曲げ伸ばしが多い仕事、重量物を扱う仕事などがあげられます。

例えば、自動車の中に乗り込んで車内で部品を取り付けて、自動車から降りるといった仕事だった場合、

  1. 乗り込むときにひざを曲げて乗り込み、
  2. 中腰のまま部品を取り付け、
  3. 仕事が終わったらひざを曲げて自動車から降りる。

これを1日に200回、300回と繰り返すことになります。

おと
おと

ちょっと変わったスクワット?

毎日このような動作を繰り返していると、どうしてもひざの関節や筋肉、靭帯が損傷しやすくなります。

特に慣れないうちは力の入れすぎや、無駄な動きの多さ、頑張る気持ちの空回りなどで、ひざを痛めやすいです。

ひざは一度痛めると癖になります。

ひざの負け伸ばしの多い仕事の方は注意しましょう。

自動車メーカーで組立工程(特にトリム工程やファイナル工程)に配属された人は要注意です。

ふくらはぎの痛み

「足は第2の心臓」と言われているのを知っていますか?

人の体は、足の先まで循環した血液を重力に逆らって、心臓まで戻す必要が有ります。

その際に活躍するのは足の筋肉、特にふくらはぎの筋肉です。

「足は第2の心臓」と呼ばれる理由ですね。

このふくらはぎの筋肉を動かさないことによって、足先まで来た血液を上手に心臓に返すことが出来ず、ふくらはぎの筋肉には二酸化炭素や老廃物溜まった状態になります。

この二酸化炭素や老廃物を放っておくと、ふくらはぎのだるさ→ふくらはぎの痛みに変わります。

このふくらはぎの痛みは膝の痛みと違い、仕事中の動きが少ないほど加速します。

手先、指先は動かすけど、下半身は同じ位置で動かさない仕事。

例えば、細かい部品のライン作業での組み立て作業などで、ふくらはぎは痛くなりやすいです。

ふくらはぎのだるさ→痛みは、立ち仕事全般で発症しやすいので注意が必要です。

(私も就職して最初のころは1日立って見学しているだけで、仕事もしていないのに、ふくらはぎが痛くなりました。)

足裏の痛み

足裏の痛みは、立ち仕事全般に慣れていない方に起こりやすいです。

足裏は、1日中、全体重を必至で支えています。

立ち仕事に慣れていない人が足裏が痛くなるのは当然なのかもしれません。

立ち仕事に慣れてくれば、痛みも消えていきますが、いつまでたっても足裏の痛みが消えない場合は、他に原因が有るかもしれません。

立ち仕事に慣れてきても足裏が痛い主な原因はこちら

  • 足の筋力の低下
  • 靴が合っていない
  • 床が固い
  • 足の疾患

立ち仕事に慣れても足裏の痛みが無くならない時は上の4点を疑いましょう。

もしかしたら、根本的に足の筋力が不足しているのかもしれません。

足全体の筋肉不足から、1番負担のかかる足裏の痛みに変わっている可能性があります。

また靴が合っていない、床が固いなど、外的な要因も足裏の痛みの原因になります。

上の原因に心当たりがない時は、足の疾患の可能性が有ります。

足底筋膜炎の方などで足裏が痛い場合も有りますので、不安を感じたら病院を受診しましょう。

工場勤務で足が痛くならない為には?

ひざの痛み、ふくらはぎの痛み、足裏の痛みの理由が分かったところで、痛みを予防する方法を知っていきましょう。

慣れれば徐々に痛みはなくなっていきますが、疲労はしっかりと溜まっていくので、足のケアは欠かせません。

痛くなってから治療するよりも、痛くならないようにケアする方が時間も手間もお金もかかりません。

痛みが少ないうち、出来れば全く痛くない時から、しっかりとケアしておくことが大切です。

難しいことではないので、しっかりとケアして痛み知らずで働きましょう。

足の痛みのケア(共通)

まずは、足の痛み全般の痛みの予防に効果がある対策を知っておきましょう。

全てはここからです。

足が痛い、疲れていると感じている人はまず以下の3つの対策をしてみて下さい。

  • ストレッチ
  • 入浴
  • 靴を見直す

ストレッチ

工場で一日中体を動かすのであれば、それはもうスポーツです。

仕事前は勿論、仕事終わりにもしっかりとストレッチを行い足全体を柔らかくしておきましょう。

準備運動、ストレッチもせずに仕事に入るのは絶対にNGです。

可能であれば、仕事の合間を見て自分が気になる部位はこまめに伸ばしておきましょう。

入浴

出来れば毎日、シャワーでは無くお風呂に入りましょう。

ゆっくりとお湯につかることで、筋肉や関節が柔らかくなります。

固い筋肉は怪我をしやすいです。

足元にたまった血液やリンパ液を心臓に押し戻してくれる効果も有ります。

リラックス効果もあるので、お風呂に入ることで心身共にリフレッシュできます。

靴を見直す

仕事で使う靴のサイズは普段履きの靴よりも慎重に合わせましょう。

1日8時間以上履いているのですから、ランニングやトレッキングをするときに選ぶくらい自分に合ったものを選びたいです。

個人的な意見ですが、男性(特に若い人)は実際の足のサイズより大きめの靴を履いている方が多いと感じます。

足と靴のサイズを合わせることで、足の痛みの予防の他に、足の疲れの軽減、足のにおいの改善など付随の効果も期待できます。

靴のサイズを適正に合わせることが、足の痛み全般を和らげる第1歩です。

またインソールを入れるのもおすすめです。

最近は様々なインソールが売っているので、硬さや、形状、クッション性など自分に合ったものを探すのも楽しいです。

自分の足のサイズに合った靴を選び、インソールを入れて微調整する。

これだけでも足の負担は大きく減らせるはずです。

一言でインソールといっても機能もお値段も様々で、色々な物が販売されています。
インソールをまだ使ったことが無い人や、何を選べばいいのかわからない人は、立ち仕事向けのインソールを使ってみることをおススメします。

どちらも立ち仕事のことを考えて作られたインソールです。
靴があまり合っていない方、足の疲れがひどい方はぜひ一度お試しください。

ひざの痛み予防

クルマへの乗り降りを繰り返すような大きい動きの仕事で痛めやすい部位がひざです。

ひざの痛みは癖になりやすいので、痛くならないように日ごろから予防しておくのが大切です。

可能でしたら、クルマへの乗り降りの際など、手で体を支えるなどしてひざの負担を減らしてあげましょう。

自分の仕事場にクッション性のあるマットを敷くのもひざの負担軽減に効果が有ります。

鉄板むき出しの床で仕事をしている人は、とりあえず上司に相談してみましょう。

安全に関することだと、意外とすんなり対策してくれるのは完成車メーカーあるあるです。

それでもどうしても膝が痛くなったときは、サポーターの使用を検討してみましょう。

どうしても痛くなった時には、膝サポーターが効果的です。
もしも用にロッカーに忍ばせておくのもアリです。

個人的には、サポーターは痛くてどうしようもない時だけにしたほうが良いかと思います。

私の同僚でひざを痛めた時にサポーターを使用し、ひざの痛みが治った後も予防のためにと常にサポーターを使っている人がいます。

サポーターに頼りっきりになっています。

夏季は蒸れて、汗ばんで、かぶれて、と大変そうです。

ふくらはぎの痛み予防

足の動きが少ない、足の筋肉を動かさないことによって痛くなりやすい部位がふくらはぎです。

足がだるくなったり、パンパンにむくんだりしたまま放置していると痛みが出てくることが有ります。

日ごろから、ふくらはぎの痛みを予防しましょう。

ふくらはぎの痛みの予防には何と言っても足を動かすことです。

仕事の合間や休憩時間に、ストレッチを行いましょう。

屈伸やアキレス腱伸ばしをすると効果的です。

足の血流を良くすることで、気分的にもリフレッシュ効果が有ります。

休憩時間以外で足がだるくなった場合は、とりあえず、かかとを数回上げ下げしてみてください。

これだけでも足の血流を流す効果が有ります。

冷えも、ふくらはぎのだるさの原因になるので、冬場はもちろん夏場も足下が冷えすぎないように靴下などで対策をしておきましょう。

冷えの防止にも入浴は効果的です。

ふくらはぎ用のサポーターももちろんあります。
ふくらはぎを加圧、サポートすることで立ち仕事が楽になります。

足裏の痛み予防

足裏の痛みは、立ち仕事に慣れれば自然になくなりやすいです。

いつまでたっても足裏の痛みが消えない時には、足裏の痛みの原因をつぶしていきましょう。

おと
おと

足の筋肉衰えていませんか?

もしかしたら足裏の痛みの原因は足の筋肉の衰えかもしれません。

まずは軽いウォーキングなどで、足全体の筋肉を刺激してあげましょう。

最初からジョギングやスクワットを無理に行うと怪我につながるので、まずは軽いウォーキングから始めるのがおススメです。

入浴時に足裏マッサージをセルフでやるのもおススメです。

1日頑張った足裏をもみほぐしてあげましょう。

床の硬さや、靴のクッション性が無いことが原因の場合は、クッション性のあるインソールを使えば万事解決です。

それでも痛みが取れない場合は病院の受信を検討しましょう。

足裏の痛みには整形外科です。

どうしても足の痛みが取れない時はどうする?

おと
おと

足の痛みの原因を知っても、予防をしても、全然足の痛みが取れない…。

こんな人は、転職を考えた方が良いかもしれません。

働き始めて3か月以上経過して、特に怪我をしたわけでもないのに足の痛みが取れない人は、特に注意が必要です。

ほとんどの場合は働き始めて3ヵ月もすれば、体も仕事に慣れ、楽になるはずですが、全く慣れない。足の痛みが引かない場合は動き出しましょう。

自分を守るのは最終的には自分しかいません。

足から出ているSOSを見逃さないようにしましょう。

SOSをキャッチしたら、転職活動などに向かって動き出す合図です。

工場の仕事に限っても色々な仕事があります。

ライン作業も、非ライン作業も、立ち仕事も、椅子に座っての仕事も様々です。

足の痛みがなかなか取れない人は、担当者の相談して足の負担が少ない仕事を紹介してもらった方が良いでしょう。

無理を続けて慢性的な痛みにつながったら、後悔しますよ。

綜合キャリアオプションの『期間工・派遣のお仕事探し』

工場の立ち仕事で足が痛い!まとめ

今回は工場勤務で足が痛い人に向けて、足の痛みの原因とケア方法についてお伝えしました。

足が痛い人も、まだ痛くない人も、工場初心者はとりあえず…。

  • 仕事前後は入念なストレッチをする。
  • 自分に合ったサイズの靴を履いて仕事をする。
  • 帰宅後、お風呂に入る。

まずはここから始めてみましょう。

これだけで足の痛みと無縁でいられるかもしれません。

自分の足です。大切にして痛み知らずで仕事をしましょう。

とは言え、足の痛みを我慢して働き続けるのもきついですよね。

そんな人は、転職を考えても良いと思います。

工場勤務でも、立ち仕事やライン作業以外のお仕事もたくさんあります。

綜合キャリアオプションの『期間工・派遣のお仕事探し』

身体にムチ打って、無理をして怪我をしても誰も褒めてはくれません。

最終的に自分を守るのは自分しかいません。

無理をしすぎず、自分の体と相談して決めていきましょう。

工場初心者の足の痛みに悩む人の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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