
この記事では自動車メーカーの工場での
ライン作業が早い人・遅い人の違いについてお伝えします。
自動車メーカーのライン作業で働いている方、
ラインに乗れていますか?
特別なスキルや資格が無くても、誰でもできると言われるライン作業。
でもラインに乗れないと、めちゃくちゃつらい仕事ですよね。
この記事ではライン作業の早い人と、遅い人の違いを知ることができます。
こんな人におススメの記事です。
- ライン作業に乗れなくて毎日、会社に行くのがつらい
- なぜ自分だけライン作業が間に合わないのか、わからない
- もう半分くらいライン作業に乗ることを諦めてる
まずはライン作業が早い人と遅い人の違いを知ることから、始めてみませんか?
違いを知れば、対策もできます。
ライン作業歴10年越えで、班長もやっていた私(おと)が気づいたライン作業が早い人の特徴をお伝えします。
一緒にライン作業が遅い人から、早い人に変わっていきましょう。
「ライン作業が早い人と、遅い人の違いはわかってる!」
ライン作業に乗れない要因と対策を細かくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。
自分に当てはまることも多いかもしれません。
ライン作業が早い人と、遅い人の違いは何?
ライン作業が早い人と遅い人の一番の違いは何でしょう?
手先が器用な事でしょうか?
運動能力が高い事でしょうか?
安心してください。
ライン作業が早い人と遅い人の一番の違いは経験です。
不器用な人でも、運動能力が高くない人でも、ある程度経験をつめば出来るのがライン作業です。
特別な資格やスキルが無くてもできる仕事がライン作業です。
ライン作業のスピードは続けることで上がっていきます。

とは言え、早めにライン作業のスピード上げたいですよね
ライン作業が早くなることで、仕事も楽になりますし、職場の人間関係もよくなります。
ライン作業のスピードを上げたい人は読み進めください。

動きの速さは関係ない
以外かもしれませんが、ライン作業が早い人の動き自体は速くありません。

矛盾していると思いますか?
でも実際に作業観察してみると、そうなんです。
ライン作業が早い人は、無駄のないコンパクトな動きで淡々と作業をしていきます。
動き自体は速くない人が多いです。
それに比べてライン作業が遅い人は、無駄がある大きな動きで、がんばって作業します。
ラインに間に合わせるために、動きを速くするのでミスも多く、トータルの作業時間は長くなります。
余計な事をしない
ライン作業が早い人は、余計な事をしません。
決められた仕事を淡々とこなして、イレギュラーが有ればライン進行者に連絡します。
作業の失敗や、作業遅れ、トイレに行きたい等も普通に連絡して処置してもらいます。
それに比べてライン作業が遅い人は、すぐに余計な事をします。
イレギュラーが有っても自分で対処しようとします。
ラインに乗れない負い目からなのか、ライン進行者に連絡することを嫌がる人が多いように思います。
ボルトの締め付けミスを自分で修正しようとしたり、作業遅れを自分で取り戻そうとしたりします。
こんなことをしていたら、ライン作業が遅くなるのも納得です。
視野が広い
ライン作業が早い人は、視野が広いです。
自分が作業している位置や、前工程の状況なんかも把握しています。
「この位置で作業開始したら遅れるな…。」とか「前工程の人が遅れてきているな…。」など作業しながら見ています。
ライン全体をなんとなくわかっているので、落ち着いて作業しています。
それに比べてラインが遅い人は、視野が狭いです。
目の前の製品しか目に入っていないので、自分の作業している位置も、周りの状況も把握していません。
作業が遅れている事にも気づきませんし、周りのイレギュラーにも気が付きません。
目の前の仕事に集中することは素晴らしいのですが、出来れば少し視野を広げたいところです。
こういう所でも、早い人と遅い人に違いが出ます。

動きにムラが無い
ライン作業が早い人は、動きにムラがありません。
常に淡々と作業を行います。
イメージ的には8割の力で動き続ける感じです。
10割の力を出すことも有りませんし、5割の力になることも有りません。
常に全開では無いので、余裕が生まれムラなく一定に作業することができます。
それに比べてラインが遅い人は、動きにムラが有ります。
イメージ的には常に10割の力で動こうとします。
常に全開で頑張ろうとするのでミスも増えますし、疲労もします。
すごく早く作業が終わることも有れば、すごく時間がかかることも有ります。
トータルで見ると、この動きのムラはライン作業が早い人と遅い人の決定的な違いになります。

8割の力で動いた方が早い!
この事に気づいた人は、ライン作業が早いです。
出来るだけ楽をしようとする
ライン作業が早い人は、出来るだけ楽をしようとします。
とは言っても、手を抜いているというわけではありません。
作業台のレイアウトを変更しいたり、部品の同時取り出しをしたりして、極力無駄な動きをしないようにします。
また、効率よく動いている人を見ると、そのやり方を真似たりします。
良い意味で自分のやり方にこだわりが無く、変化を受け入れる感じです。
それに比べてラインが遅い人は、一生懸命に動く事だけが正義だと思いがちです。
自分のやり方にこだわりがあって、アドバイスをされても、

でもそれだと○○だから…。
何て言って、なかなか受け入れることができません。
同僚や上司からアドバイスを受けた時に、「でもそれだと…」から答える人は要注意です。
ライン作業の最大手ともいえるトヨタ自動車が大切にしていることは改善です。
常に同じやり方にこだわりを持って、一生懸命に動き続けることは誰も幸せにしません。
ライン作業が早くなりたい人は、今の仕事のやり方や環境は完璧でないことを受け入れましょう。
「ライン作業が自分に向いているのか…わからなくなってきた。」
「なんかライン作業がきつくて仕方がない。」
こんなお悩みをお持ちの方はこちらの記事もご覧ください。
ライン作業を楽にするコツと向いている人がわかります。

それでもライン作業に自信が持てない人は?
ここまではライン作業が早い人と、遅い人の違いについてお伝えしてきました。
ライン作業の現場で実際に観察した結果なので、内容的にも伝わりやすかったのではないでしょうか?
ライン作業が早い人の特徴や考え方を真似れば、ライン作業が遅い人から早い人になることも可能です。
とは言え、ライン作業にまだ自信が持てない方、やっぱり自分にライン作業は向いていないと思う方は、職場を変更することを考えましょう。
職場を変更を考える順番はこんな感じです。
- 工程変更を希望する
- 別の部署に異動を希望する
- 別の工場に転職する
順に見ていきましょう。

工程変更を希望する
まずは、工程変更の希望をしましょう。
悩める人は、とりあえずここからです。
担当する工程が変わって、簡単にラインに乗れるようになることはよくあることです。
タイミングや環境にもよりますが、意外とすんなりと行程移動できることも有ります。
同じ職場の行程移動なら、直属の上司の采配のみで決定できることも多いので、通りやすいです。
別の部署に異動を希望する
「周りの他の工程の仕事を見回しても、同じようなライン作業でやっぱり自信が持てない。」なんて人もいるでしょう。
そんな人は別の部署への異動を希望しましょう。
同じ工場内でも色々な仕事が有ります。
ライン作業の仕事も有れば、非ライン作業の仕事も有ります。
同じライン作業でも、組立に向いている人もいれば、検査に向いている人もいます。
全然別のライン作業をしたい人や、そもそもライン作業以外の仕事をしたい人は、別の部署への異動を希望しましょう。
異動の難易度は工程変更よりも上がります。
別の工場に転職する
「もうこの工場で働く事すら嫌だ!」
こんな風に思い出すと、もうその工場で頑張ることは無理かもしれません。
転職を考えましょう。
世の中には色々な仕事が有ります。
工場に限っても色々な工場が有ります。
過酷な労働環境の工場も有れば、楽ちんな天国のような工場も有ります。
自分の希望条件に合う工場が有るのか?無いのか?聞いてみるだけでも価値があります。
転職にはリスクが有りますが、転職活動はノーリスクです。
色々な工場の仕事をとりあえず知りたい方は、工場系仕事紹介の最大手である、日総工産株式会社が運営する【工場求人ナビ】がおススメ。
毎日更新で、最新の工場求人を知ることができます。
工場系シゴト情報求人サイト「工場求人ナビ」

「やっぱりどうせ働くなら正社員がいい!」という人には正社員転職サービスもあります。
長く働ける工場をお探しの方におススメです。

とにかく、短期間でまとまったお金を稼ぎたい方は、期間従業員になることがおススメです。
お金を貯めてから、起業をするも良し、旅に出るのも良しです。

まとめ ライン作業が早い人の違いは?
今回は【工場】ライン作業が早い人と、遅い人の違いは何?と題しまして、ライン作業が早い人と遅い人の違いをお伝えしました。
正直、ライン作業は誰にでもできる仕事です。
時間をかけて経験を積めば、誰でも早い人になることができます。
とは言え何も考えずに一生懸命に頑張るだけでは、ライン作業が早くなるまでに時間も掛かりますし、なにより大変です。
ライン作業が早い人は作業が早いだけでなく、楽もしています。
ライン作業が早い人の特徴や考え方を真似れば、早くライン作業を出来るようになって、しかも楽。
これは真似ない手は無いでしょう。
それでも全然ライン作業が早くならなかったり、楽にならなかったりした時に工程異動や部署移動、転職を考えればいいのです。
希望を出すことや、転職活動はノーリスクです。気楽に行きましょう。
ライン作業に悩める人の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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