工場のライン作業なんて誰でも出来ると思っていませんか?
でもネットを覗くと「ライン作業は地獄!」「ライン作業の工場は刑務所!」なんてワードがたくさん出てきます。
その一方で、「同じ仕事を淡々とこなしているだけで、こんなに稼げるなんて天国じゃん!」なんて言う人もいます。
その違いは何でしょうか?
そう…
適性です!
適性が有ればライン作業は天国で、適性が無ければライン作業は地獄なんです。
でも…まだライン作業をしたことが無いから適性が有るかわからない!
この記事は、そんな悩みをお持ちの方向けの記事です。
適性が有ればライン作業の仕事に就く、適性が無ければライン作業以外の仕事に就く。
かんたんな5つの質問に答えるだけで、ライン作業の適性がわかります。
入社してから、「失敗した!」なんて思いたくないですよね。
ライン作業の仕事に初挑戦する方は、一緒に【ライン作業適性検査】してみませんか?
ライン作業の仕事内容
ライン作業の適性を知る前に、ライン作業の仕事内容に軽く触れておきたいと思います。
工場の仕事と言うと、オペレーターの仕事をイメージする人も多いかと思います。
操作盤の前で設備を操作したり、チェックしたりしているアレです。
製品を造るのは設備で、作業員は設備を監視するような役割です。
それに対して、ライン作業は作業者自体が設備になる様なイメージです。
もちろん、ライン作業にも色々ありますが、多くはベルトコンベアーで流れてくる製品に対して、組立や加工、検査を行う仕事です。
自動車製造の工場を例に上げると、流れてきた自動車に対して、
- 自動車が流れてくる
- タイヤを取り出す
- タイヤをセットする
- タイヤを締め付けする
- 次の自動車へ
これを一日、繰り返す仕事です。
見ていると誰でも出来そうな仕事ですが、これがなかなか向き、不向きが合って向いていない人にとっては地獄の仕事になり得るのです。
ライン作業の適性を知る5つの質問
ライン作業の仕事がわかった所で、あなたにライン作業の適性が有るのかを知っていきましょう。
これから質問を5つしますので、【はい】・【いいえ】で答えてみて下さい。
【はい】が多いほど、ライン作業に向いている人です。
逆に【いいえ】が多いと、ライン作業にはあまり向いていない人です。
あまり深く考えないで、軽い気持ちで直観的に答えてみましょう。
5つの質問はこちら
- 単純作業は好きですか?
- 集中力はありますか?
- 体力はありますか?
- 人と関わらずに仕事をしたいですか?
- 仕事にやりがいは必要ありませんか?
どうですか?
【はい】・【いいえ】どちらが多かったですか?
次から解説をしていきます。
単純作業は好きですか?
ライン作業は単純作業を繰り返す仕事です。
もちろん担当する工程や、流れてくる製品によってやる仕事は変わってきますが、基本的には単純作業です。
最初は難しくてコツが必要だったり、自分で少し考えながら作業することもありますが、続けていくうちに単純作業になります。
単純作業が得意、不得意はその人の性格にもよるので、不得意な人が続けていくことで得意になることは少ないです。
例えば、パズルやプラモデルを作るのが苦手な人、ゲームのレベル上げが大嫌いな人は単純作業が苦手と言えるかもしれません。
集中力はありますか?
ライン作業には集中力が必要です。
と言っても、短時間で深く集中するアスリートのような集中力では無く、長時間、集中力を途切れさせず継続する力です。
ライン作業は常に一定の仕事をすることを求められます。
自分のコンディション次第でラインが止まることも、ゆっくりになることもありません。
集中が切れて、ラインスピードに間に合わないようになればラインは止まりますし、集中が切れて不良品を流してしまえば大変です。
飽きっぽい人、集中が散漫になりやすい人はライン作業にはあまり向かないと言えるでしょう。
体力はありますか?
一日中、動き続けることを求められるライン作業。
もちろん体力も必要です。
とは言っても、アスリートのようなポテンシャルが必要なわけではありません。
最低限、一日中立ち仕事で動き続けても大丈夫な体力が必要です。
でも、これが意外ときついんです。
今までデスクワークだった人には、最初は過酷に思えるでしょう。
加えて、工場の職場は夏暑く、冬寒いことが多いので、体調管理も重要になってきます。
しっかり食べて、しっかり寝て、体調管理にも気をつかわないと、ライン作業は勤まりません。
人と関わらずに仕事をしたいですか?
基本的に人と関わることが少なく、仕事中は製品と向き合うことが多いライン作業。
人と関わらずに仕事をしたい人にとっては、天国と思えるかもしれません。
ライン作業では面倒な取引先も、理不尽なお客さんもいません。
一人立ちして、問題なく仕事を出来るようになれば、上司から何も言われることもありません。
上司が求めているのは、ミスなく、不具合なく、ラインに乗れる、文句を言わない人です。
担当するライン作業に慣れて、一人前になれば、人との関りは最低限で済みます。
一人前になるまでは、行程先輩や上司との関りは多少ありますが…。
仕事にやりがいは必要ありませんか?
仕事にやりがいを求める人は、ライン作業を避けた方が無難です。
正直言って、ライン作業で仕事にやりがいを持っている人は変態です。
ライン作業は【やりがい】と遠いところにあります。
もちろん結果的には、誰かの役に立つ必要な仕事ではあるんですが、作業者が【やりがい】を感じる機会は少ないです。
毎日、同じ仕事を繰り返しているだけで【やりがいや】、【高いモチベーション】を維持するのは難しいでしょう。
ライン作業は安定≧やりがいの人におススメな仕事です。
お金のため、生活のため、趣味を楽しむためと、仕事に【やりがい】を求めないことが重要です。
とは言っても、毎日同じ仕事、するべきことが決まっているのは、精神的にも金銭的にもとても安定します。
自分が仕事に【やりがい】と求めているのか、【安定】を求めているのか一度考えてみましょう。
ライン作業に向いている人が取るべき行動
5つの質問に答えてもらえましたか?
ここからは【はい】の数が多かった人が取るべき行動をお伝えします。
【はい】の数はいくつでしたか?
【はい】が3つ→ライン作業に適正アリ!
【はい】が4つ→ライン作業してないのがもったいない!?
【はい】が5つ→ライン作業が天職かも!?
【はい】が3つ以上なら、一度ライン作業を経験してみることをおススメします。
【はい】が3つだった人
【はい】が3つだった人は、まず軽作業の工場のライン作業をしてみることをおススメします。
まずは軽作業でライン作業の雰囲気を掴んでみましょう。
軽作業なら食品加工の工場や、化粧品などの工場がおススメです。
食品加工の工場や化粧品の工場なら、季節によって働く環境が過酷になることも少なく、作業の負荷も軽めなことが多いです。
【はい】が3つだった人はまずライン作業を体験してみましょう。
とは言え、自分一人で軽作業のライン作業のライン作業を探すのは大変です。
「軽作業の仕事っぽいから入ったのに、なかなかの重労働の職場だった…」なんてことは、工場あるあるです。
理想の工場選びを成功させるためには、たくさんの求人を扱っているプロに相談するのが間違いないです。
【はい】が3つだった人は、「軽作業のライン作業が気になっています!」と伝えてみてはいかがですか?
【はい】が4つだった人
【はい】が4つだった人は、自動車部品の工場がおススメです。
完成車メーカーの工場よりも、扱うものが小さいので作業負荷は軽めなことが多いです。
女性や30代、40代の人も沢山働いていることからも、働きやすい環境である事は間違いないです。
アイシンやデンソーなどの大手部品メーカーを選べば、年収は初年度から400万円オーバーも狙えます。
大手部品メーカーの福利厚生を受けつつ、高収入が期待できます。
【はい】が4つだった人は、自動車部品の工場がおススメです。
自動車部品工場の求人は、アイシン、ジヤトコ、デンソー、シーヴイテックなど、色々ありますが、ライン作業未経験の方でしたら、とりあえず期間工で働いてみることがおススメです。
期間工なら「やっぱり合わないな」と思ったら、更新しなければ3か月から6か月で満了になります。
ライン作業、自動車部品メーカー初挑戦の人は期間工でチャレンジしてみませんか?
【はい】が5つだった人
【はい】が5つだった人は、自動車メーカーの工場一択です。
ライン作業の中で1番、過酷だと言われる自動車メーカーの工場。
過酷な分、もちろん収入も多いです。
入社初年度から年収450万円オーバーも狙えます。
自動車メーカーの工場は、国内にたくさんあるので、一度慣れて雰囲気さえわかってしまえば、どこの工場でも適応することが容易になります。
【はい】が5つだったライン作業強者は、ぜひ自動車メーカーの工場で働いてみることをおススメします。
自動車部品メーカーと同じように、自動車メーカーもたくさんのメーカーが有ります。
その中でも、初めてのライン作業、初めての自動車メーカーにチャレンジする方には、トヨタ自動車がおススメです。
迷ったら、まずはトヨタ自動車で期間工として働いてみませんか?
自動車メーカーの中でも、トヨタ自動車はやっぱり色々な面でレベルが高いです。
「迷ったらトヨタ!」これは期間工応募する際の暗黙の了解です。
ライン作業に向いていない人が取るべき行動
【はい】が3つ以下だった人は、数に関係なくライン作業を避けた方が無難です。
【はい】が2つだからギリ大丈夫かな?
なんて思ってライン作業の仕事につくと後悔する可能性が高いです。
【はい】が3つより少なかった人はライン作業以外の仕事を探しましょう。
「ライン作業の適性は無かったけど、工場の働き方は捨てがたい…」
そんな人はライン作業以外の工場の仕事を紹介してもらいましょう。
工場の仕事は色々、ライン作業も非ライン作業も有ります。
ライン作業の適性が無いからと言って工場を避けるのは早いですよ。
「ライン作業が無理なんだから工場の仕事以外につきたい!」
そんな人は製造業以外の仕事を探しましょう。
「でも今まで製造業の仕事しかしてこなかったから不安…」
そんな人は製造業から異業種への転職をサポートするサービスを頼りましょう。
製造業出身のエージェントがあなたの転職をサポートしてくれます。
製造業界出身エージェントによる転職サポート【フミダス製造】ライン作業に向いていない人の特徴 まとめ
今回は【ライン作業に向いていない人の特徴】 5つの質問でわかるライン作業の適性と題しまして、ライン作業に向いている人・向いていない人についてお伝えしました。
簡単な質問に答えるだけで、自分がライン作業に向いているか、わかったと思います。
もちろんこの5つの質問の他にも、【手先が器用】とか【もの造りに興味がある】とか他にも色々な質問をしたい所でしたが、ライン作業をやる上で絶対に外せない肝になる5つに絞りました。
ライン作業は適性が無い人にとっては苦行でしかありません。
質問に答えて、適性が無いとわかれば絶対に避けた方が良いです。
逆に適性があるとわかれば、思い切って飛び込んでみることをおススメします。
期間工として大手自動車メーカーのライン作業で働いた後、正社員になった人も沢山います。
ライン作業=誰でも出来る仕事と決めつけるのは早いです。
世の中にはたくさんの工場が有って、ライン作業の仕事もたくさん有ります。
ライン作業の適性があれば、色々な仕事を選ぶ側になれるかもしれません。
まずはライン作業の適性を知ってから、今後を考えてみませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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