派遣社員と期間工ではどこが違うの?
自動車工場に派遣されたらどんな仕事をするの?
派遣社員ならではのメリットってあるの?
この記事を読むとこんな疑問が解決します。
雑誌やネットの広告によく出ている、自動車工場で働く派遣社員の募集。
大手自動車メーカーで働けて、収入も良く、休日もしっかり確保されている。
そんな魅力的な仕事ですが、いまいちわからない。
そんな自動車会社で働く派遣社員に興味をお持ちの方に
派遣社員と期間工の違い
派遣社員の自動車工場での仕事内容
派遣社員の自動車工場勤務に向いている人
派遣社員での自動車工場勤務のメリット
派遣社員での自動車工場勤務のデメリット

をお伝えします。
派遣社員と期間工の違い

派遣社員の雇用主は派遣会社です。

期間工の雇用主は働く自動車工場です。
大きく分けると、派遣社員と期間工の違いは雇用主の違いです。
派遣社員は、派遣会社と契約を結び、自動車工場に派遣されて働く仕事です。
期間工は、実際に勤務する自動車工場と契約を結び、期間を決めて働く仕事です。
「派遣社員だと、この仕事。」「期間工だと、この仕事。」みたいな決め事は無く、どちらも同じような仕事をすることになります。
雇用主の違いと、雇用期間の有無。これが派遣社員と期間工の大きな違いです。
期間工のメリットについて知りたい方はこちらもご覧ください。

派遣社員の自動車工場での仕事内容
まずは派遣社員の仕事内容です。
自動車工場に派遣される派遣社員の仕事内容は、多くの場合自動車製造ラインのライン作業になります。
自動車工場の仕事には、プレス、ボデー、塗装、化成、組立、検査等色々ありますが、派遣社員で働く場合は、このいずれかのライン作業になります。
自動車を構成する部品点数は約3万点。と言われているので、人数的にダントツで多い組立に配属されることが多いです。
ラインで流れてくる自動車に、決められた部品を取り付けていくお仕事です。
体力的、精神的にきつい事も有りますが、基本的には未経験OKな誰でもできる仕事です。
自動車工場の仕事についてもう少し知りたい方はこちらをご覧ください。
派遣社員の自動車工場勤務に向いている人
次に、派遣社員に向いている人をお伝えします。

仕事よりもプライベートを重視する方。
仕事内容に変化が欲しい方。
こちらの面から、派遣社員で働いた方がいい人をお伝えします。

仕事よりもプライベートを重視する方。
仕事よりもプライベートを重視する方にとって、派遣社員の働き方は向いています。
派遣社員は、正社員のように責任の重い仕事を任されることも有りませんし、部下もいません。
家に、残った仕事を持ち帰ることも有りませんし、休日に次の週の段取りを考える必要も有りません。
毎日、自分に任された決まった仕事をこなすだけでOKです。
自動車工場に派遣されると、休日も多めに設定されていますし、ライン残業の上限も決まっています。
派遣社員であれば、ラインが終わった後に何時間も残業することは、まず有りません。
プライベートを重視される方には派遣社員という働き方は向いています。
仕事内容に変化が欲しい方。
仕事内容に変化が欲しい方も、派遣社員の働き方は向いています。

ずっと同じ職場で同じ仕事をするのは嫌!
色々な仕事を経験したい!
こんな思いをお持ちの方は、派遣社員の働き方が、ばっちりです。
派遣社員は、労働派遣法で同じ職場では3年以上働くことが出来ないと決まっています。
例外は有りますが、基本的には最長でも3年周期で職場を変えることになります。
もちろん3年未満で次の職場に行くことも可能です。
同じ仕事をずっと続けることに苦痛を感じる方や、色々な仕事を経験したい人にとって派遣社員の働き方は向いています。

派遣社員での自動車工場勤務のメリット
次は派遣社員で自動車工場に勤めるメリットです。

給料が高め!
派遣担当者が付く!
大きく分けるとこの2点です。見ていきましょう。

給料が高め
まずは収入面です。
派遣社員の方は時給で働いている方が多いのですが、未経験からスタートできる仕事の時給としては自動車工場はかなり良い部類に入ります。
派遣先の工場にもよりますが、忙しくて残業が多い時は、同年代の期間工よりも、正社員よりも月給は多くなる傾向が有ります。
特に入社したての月給制の正社員よりも、入社したての時給制の派遣社員の方が、数万円単位で毎月、月給がいいです。
また入社祝い金等を設けている派遣会社もあります。採用が決まり、一定の条件を満たせば臨時収入が貰えるので仕事へのモチベーションも上がります。

派遣担当者が付く
派遣先の自動車工場とは別に、派遣元の担当者が付くのもありがたいです。
特に工場勤務未経験の方には派遣担当者がいることがとても心強いでしょう。
「どうしても派遣先の部署が合わない。」、「他の部署に移りたい。」等の悩みにも相談に乗り対応してくれます。
万が一、どうしても派遣先の工場が合わない場合には、働きながら次の職場を探してもらうことも可能です。
派遣先で働いていく上での悩みやトラブルを相談できる担当者がいるのは、派遣社員ならではのメリットです。


派遣社員での自動車工場勤務のデメリット
最後は派遣社員での自動車工場勤務のデメリットです。

派遣切りのリスクが有る!
忙しさ次第で収入が上下する!
将来への不安!
デメリットは大きく分けると、この3点です。 順に見ていきましょう。

派遣切りのリスクが有る
派遣社員のように期間が定められた契約の場合、労働契約法で期間途中の解雇は許されないとされています。しかし、会社が倒産の危機に瀕しているなどの「やむを得ない事由がある場合」は、解雇が認められています。
自動車工場は景気の動向に忙しさが左右されやすいです。最近ではコロナウィルスの蔓延などにより休業を余儀なくされることも有ります。もしも派遣先の会社が倒産の危機に瀕した場合、派遣社員から契約を解除されることになります。
派遣元で直ぐに次の仕事を用意してもらえればよいのですが、「日本全体で景気が悪い」という状態ですと次の仕事が見つかるまで、無職ということになってしまいます。最低限の自分の派遣先の状態、日本全体の景気などアンテナを張っておくことが、リスクに対する備えになります。
忙しさ次第で収入が上下する
時給で働く派遣社員は、残業代による収入の上下が激しいです。残業代は通常の時給よりも上乗せされて支払われるので、月給に対する割合は大きいです。
家族を養っている人等は、「仕事が暇になって残業代が出ないようだと生活ができない。」という人もいます。自動車会社で派遣社員をやるうえで、収入がいいのは残業をする前提だということを頭に入れておきましょう。

将来への不安
派遣社員で働いているうえで、どうしても気になるのは将来への不安です。

いつまで派遣社員でやっていけるのだろう?
突然、派遣切りにあったらどうしよう…。
等、将来への不安は尽きません。
派遣社員では、給与(時給)が上がる可能性は低く、ボーナスもないところが多いです。
若いうちは給与が良くても、年齢が上がっても給与は横ばいです。

いつまでに○○円貯める!
派遣で働きながら、○○の資格を取って転職する!
等、自分で今後のなりたい自分をイメージして目標を持って派遣社員をやると、将来への不安は無くなります。
目標を持たず、なんとなく何年も派遣社員を続けるのは個人的にはお勧めしません。
派遣社員で働くメリット まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は派遣社員で自動車工場で働く際の、気になるポイントをお伝えしました。
まとめておきます。
派遣社員と期間工の違い
雇用主の違い
派遣社員の自動車工場での仕事内容
多くは自動車製造ラインの作業員
派遣社員の自動車工場勤務に向いている人
仕事よりもプライベートを重視する方。
仕事内容に変化が欲しい方。
派遣社員での自動車工場勤務のメリット
給料が高め!
派遣担当者が付く!
派遣社員での自動車工場勤務のデメリット
派遣切りのリスクが有る!
忙しさ次第で収入が上下する!
将来への不安!
個人的には、派遣社員の最大の魅力は派遣の担当者が付くところだと思います。
なんでも相談できる担当者がいるのは、正社員でも期間工でもなく、派遣社員だけです。
工場勤務経験がない方は、とりあえず派遣社員から始めてみてはいかがでしょう?
では最後に………。

担当者が付くのは派遣ならでは!
ありがとうございました。
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