「工場勤務では基本的にアクセサリーは禁止らしい。」こんな事を聞いたことがある人もいると思います。
ネックレスやピアスを常につけている人、結婚指輪を肌身離さずにつけている人にとっては、工場勤務を躊躇する理由にもなりますよね。
あまり表立って、「うちの工場はアクセサリー全然OKだからっ!」と言う工場は無いと思いますが、実際の工場勤務ではアクセサリーを付けている人はたくさんいます。
が、もちろん注意点はあります。
アクセサリーを付けている人はいても、基本的に工場側としてはアクセサリーは付けないで仕事をしてほしいのが本音です。
わりと工場の中でも身だしなみに厳しい、自動車メーカーの工場のアクセサリー事情をもとにお伝えします。
工場勤務をお考えのこんな人におススメの記事です。
- この結婚指輪は一生外さないと誓った。
- ネックレスはシャツの中に入れれば大丈夫でしょ?
- 腕時計は男のステータス。常につけていたい。
等々、工場勤務を考えていてアクセサリーにこだわりをお持ちの方向けです。
工場勤務でアクセサリーを付けるにあたっての、注意点や気を付けるポイントを一緒に見ていきましょう。
工場勤務の働く時の服装についてお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。
面接から通勤まで工場勤務の服装についてわかります。
工場側がアクセサリーをしないで放しい理由

そもそもなぜ工場勤務はアクセサリーが禁止なのでしょう?
工場勤務の仕事の多くは、基本的に工場の中の人としか関わりません。
お客さんや、取引先の人と直接会う機会が無いので別にアクセサリーをしていても、大丈夫な気がしますよね。
ギラギラしたネックレスを付けて仕事をしていても、ごつい指輪をして仕事をしていても、見られるのは同じ工場勤務の人だけ。
問題なさそうな気がしますが、工場側としては基本的にアクセサリーは付けないで仕事をしてほしいと思っています。
工場側がアクセサリーをしないでほしい理由は次の3点です。
- 安全面
- 品質面
- 風紀面
順に見ていきましょう。
安全面の問題

工場側がアクセサリーをしないでほしい一番の理由は安全面です。
工場では「安全第一」とよく言われるように、労働災害を絶対に出さない。出させない意識が強いです。
アクセサリーを付けることで工場の作業員が危険にさらされるのであれば、工場側としてはアクセサリーをしないでほしいと思うのは当然でしょう。
- ネックレスやブレスレットは工場の設備に巻き込まれる可能性があります。
- ピアスは工場の装置に引っかかる可能性があります。
- 腕時計が挟まって、設備から腕が抜けない可能性があります。
等々、アクセサリーを付けることで、作業員が危険にさらされる可能性があるのです。
見た目が不真面目になるという理由だけで、工場側がアクセサリーをしないでほしいと思っているのではないことは理解しておきましょう。
品質面の問題
工場側がアクセサリーをしないでほしい理由の二番目は品質面です。
自動車メーカーの工場を例に上げて解説しますが、アクセサリーが商品である自動車に当たると傷をつける可能性があります。
自動車メーカーの工場では、自動車に傷を付けないために服装を徹底していて、ズボンやジャンパーのファスナーですら、カバーをして仕事をしています。
そんな中で金属製のネックレスや指輪をして仕事をするのは、やはり許されないでしょう。

気を付けているから大丈夫!
と言っても、やはり商品に傷をつける恐れがある物は、外してほしいと工場側が思うのも当然でしょう。
風紀面の問題
最後の理由は風紀面です。
仕事中にピアスやネックレスをしているのは、どちらかと言うと印象は良くないです。
仕事を真面目にこなしていても、やや不真面目な印象になってしまいます。
上司としても、職場にアクセサリーをジャラジャラと付けてくる部下にいい印象は持ちません。
仕事に必要のないアクセサリーが原因で、労働災害や、商品に傷を付けたりしたら上司の管理責任も問われます。
出来るだけ、アクセサリーを付けないで仕事をしてほしいと思うのは、工場側も上司も同意見でしょう。
「外せるアクセサリーはもちろん外すけど、自由に外せない、消せないタトゥーがある。」
こんなお悩みを抱えて工場勤務を考えている方は、こちらの記事もご覧ください。
自動車工場のアクセサリー事情

工場側が仕事中にアクセサリーをしないでほしい理由はわかりましたか?
見た目の印象が悪いからと言う理由だけで、アクセサリーの着用を嫌がっているわけでは無いことがわかっていただけたと思います。
ここからは実際の自動車メーカーの工場でのアクセサリー事情についてお伝えします。
アクセサリーごとに分けて解説しますので、ご覧ください。
ピアス
耳まで隠れる帽子やヘルメットをしている人の中には、ピアスをしながら仕事をしている人もいます。
仕事中に耳が見えないので特に注意されないのか、たまに食堂やトイレで見かけます。
ピアスは特別な理由でもない限り、仕事中は外しておいた方がいいでしょう。
ピアス本体が、車に当たって傷をつけるだけでなく、キャッチが外れて、落下する恐れが有ります。
落下した場所が、もしもエンジンルームでしたら、エンジンを破損させる恐れもあるので、見つかるまでずっと探すことになります。
エンジンルームは狭く、入り組んでいるので、なかなか見つかりません。その探している間の気まずさを知ったら、2度と仕事中ピアスは付けまい!と誓えるはずです。
ピアスはプライベートで楽しむことをおススメします。
ネックレス
ネックレスやチョーカーをシャツの中に入れて仕事をしている人もいますが、仕事中にネックレスは外しておいた方がいいです。
ネックレスが設備に引っかかって、重大な事故を起こす可能性もありますし、商品である自動車に当たって傷をつける恐れもあります。
特にリングやペンダントトップを付けているタイプは、安全面、品質面共にリスクが上がるので、着用しない方がいいです。
とは言え、実際の現場ではネックレスを付けて仕事をしている人が少数います。
入社間もない人と、ベテランのおじさんに多いです。
入社間もない人は、アクセサリー事情を理解していないことが多いので仕方が無いとして、問題はベテランのおじさんです。

おじさんでネックレスを付けている人は確信犯です!
アラフォー、アラフィフの昔悪かった雰囲気を出しているおじさんの中に、平打ちの太めのピタッとしたネックレスを付けて仕事をしている人がたまにいます。
もう注意する人もいないし、ずっと付けているせいで違和感もなく放置されています。
私の以前の上司はゴールドの平打ちネックレスを、仕事中もプライベートも常につけていました。
上司がこれですから部下にも注意できませんが、自分の身を守る意味でも仕事中はネックレスは外しておいた方がいいです。
主張の少ない磁器ネックレスを付けている人もいますが、安全面を考えると仕事中は外しておきたいところです。
腕時計
腕時計にこだわりを持っている人も多いのではないでしょうか?
でも工場で仕事中は外しておきましょう。
時間の確認は腕時計では無く、職場に設置された時計で行いましょう。
工場の多くは腕にカバーや手甲をするので、腕時計は見えません。
と言うか、腕時計は仕事の邪魔になります。
腕時計が商品である自動車に当たると、傷どころか凹む可能性があるので仕事中は外しておいた方がいいです。
商品にも大切な時計にも傷がつく恐れがあり、高級時計を職場に持ってくると要らぬトラブルにもなりかねません。
腕時計は付けない以前に職場に持ってこないことをおススメします。
指輪

最後は指輪です。
これが一番のグレーゾーンです。
指輪を付けて仕事をしている人は他のアクセサリーに比べて多いです。
そのほとんどは結婚指輪です。
仕事中は手袋を着用するので、商品である自動車に傷をつける恐れや落下する恐れは低いです。
結婚指輪なので、「仕事中は外して。」と言われることも少なく、個人の自由にされている印象です。
ただし、許されているのはシンプルな結婚指輪だけで、石の入ったゴツイ指輪や、カレッジリングを付けて仕事をしていると、注意されるでしょう。
指輪は唯一、工場の仕事中でも付けていていいアクセサリーです。

指輪に傷が付くのが嫌で、私は仕事には結婚指輪はしていきません。
まとめ

今回は、工場勤務のアクセサリー事情についてお伝えしました。
基本的には工場で仕事をする際は、外せるアクセサリーはすべて外しましょう。
結婚指輪だけは付けていても問題ない雰囲気ですが、それ以外のアクセサリーは外しておいた方が無難です。
工場内で同僚にオシャレをアピールをしても、あまり意味は無いでしょう。
自分の身を守るためにも、商品の品質を守るためにも、要らぬトラブルを避けるためにもアクセサリーはプライベートで楽しむことをおススメします。
アクセサリーにこだわりが強く、自分の好きなアクセサリーを付けて仕事をしたい方は、服装に対して厳しくない工場を選んで働くのも有りです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「工場勤務の髪型、髪色はどこまでならいいの?」とお悩みの方はこちらの記事もご覧ください。
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