
この記事では、割増賃金でしかも楽!
【夜勤天国】の見つけ方についてお伝えします。
皆さんは「工場での夜勤」と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?
しんどいですか?
眠いですか?
寿命が縮みそうですか?
確かに夜勤は、昼間に働く通常の仕事より、肉体的にも精神的にもきついです。
特に私のような「夜勤でライン作業」をする仕事ですと、夜勤はなかなか過酷です。
でも、勤務する工場によっては昼勤よりも夜勤の方が人気があり、俗に言う「夜勤天国」のところもあるんです。
私も以前、たまたま「夜勤天国」の工場に勤務する機会がありました。
今回は、その時の経験をもとにお伝えしたいと思います。
この記事を読めば「夜勤天国」の工場の特徴と探し方がわかります。
夜勤でガッツリ稼ぎたいけど、つらい仕事はちょっと…。
と思っている欲張りなあなた!
夜勤天国の工場を見つけて、楽に割増賃金で働きませんか?
工場勤務は負け組?勝ち組?こんな疑問がある方はこちら
夜勤がつらい工場の特徴
まずは夜勤がつらい工場の特徴を見ていきましょう。
生産を確保するために工場を24H動かす工場は、この特徴に当てはまるところが多いです。
夜勤がつらい工場の特徴はこちら
- ライン作業
- 昼勤と同じ量の仕事を求められる
- 人数が多く、管理職がいる
順に見ていきましょう。
ライン作業
夜勤の1番のつらいことと言えば、間違いなく「眠い事」でしょう。
人間が本来、眠って体を休める時間に働いているんですから、当然眠いです。
この眠さを倍増させる仕事が、ライン作業です。
もちろん色々なライン作業が有りますが、基本的にライン作業は単純で単調です。
夜勤で眠い中、同じ作業、同じ動きをひたすら続けると、どうしても眠くなってしまいます。
体は眠くて動かないのに、ラインの流れるスピードは一定。これで一晩働くのはなかなか過酷です。
夜勤とライン作業との相性は最悪と言えるでしょう。
昼勤と同じ量の仕事を求められる
交代勤務で、昼勤も夜勤も同じ仕事量を求められる工場もあります。
仕事がたくさんあって、働く時間が同じなんだから同じ量の仕事。
言っていることは、ごもっともなんですが、夜勤は身体も頭も動きが悪くなりやすいので、昼勤と同じ量の仕事はつらいんです。
昼勤と同じ人数&管理職がいる
夜勤でも昼勤と同じ人数が確保されている工場は、夜勤でたっぷり生産する気満々です。
それだけでなく、夜勤でも管理職がいる工場は、夜勤のメリットでもある「上の人がいないから精神的に楽」の恩恵が受けられずに、つらいです。
働く人数も、管理職もいるとなれば、昼勤と環境は同じ。
昼勤と真逆の時間帯で働く夜勤でも、昼勤と同じ仕事量を求められ、つらいです。
夜勤がつらくない工場の特徴

夜勤が辛い工場の特徴は、わかりましたか?
残念ながら、この特徴に当てはまる工場も多いと思います。
と言っている私も、バッチリこの特徴に当てはまる工場で働いています。

正直、夜勤つらいです…。
ここからは「夜勤がつらくない工場」の特徴を見ていきましょう。
もちろん夜勤で夜に働くのですから、眠かったり、つらかったりすることは有りますが、比較的楽な、つらくない工場の特徴です。
夜勤がつらくない工場の特徴はこちら
- 非ライン作業
- 昼勤と夜勤で求められる仕事が違う
- 少人数、管理職は不在
順に見ていきましょう。
非ライン作業
夜勤がつらくない「夜勤天国」の工場を探すときに、絶対に外せないのは非ライン作業です。
つらくない夜勤で働きたい人は、仕事内容がライン作業の工場は避けましょう。
ライン作業の時点で、夜勤がつらい工場になります。
ライン作業だと、仕事のペースはあらかじめ決まったコンベアーのスピードに左右されます。
「夜勤はつらそうだから、コンベアーのスピード少し落とすね!」なんてことはありません。
その上、ライン作業は眠くなりやすい単純で単調な仕事が多いです。
つらくない夜勤で働きたい人は、ライン作業は避けましょう。
昼勤と夜勤で求められる仕事が違う
これは、その工場が夜勤を何のためにやっているかによって、変わってきます。

昼勤だけでは生産を確保できないから、夜勤でも工場を動かして生産する。
このタイプの工場だと昼勤も夜勤も、求められる仕事が同じになり、夜勤がつらくなりやすいです。

一度機械を止めると復帰するのに時間がかかるから、24H工場を稼働させる。
とか
深夜帯に急ぎの仕事が入ってくる予定があるので、24H工場を稼働させる。
こちらのタイプの工場の方が、昼勤と夜勤で求められる仕事が変わりやすく、夜勤がつらくなりにくいです。
昼勤にしっかりと生産をして、夜勤では設備の保全や、急ぎの仕事を止めないことをメインに行う。こういう理由で夜勤をしている工場です。
少人数、管理職は不在
夜勤がつらい工場の「昼勤と同じ人数&管理職がいる」と真逆です。
少人数で、管理職が不在の職場の方が夜勤がつらくなりにくいです。
工場としても、人数の少ない、管理職の不在の夜勤にそこまで多くの仕事は求めていません。

設備を止めないこと。
や
急ぎの仕事に対応する。
など、やるべきことをしっかりと行っていればOKです。
仕事の進め方も、班単位、グループ単位で決められることも多く、上の人がいないので精神的にも楽で自由度も高いです。
夜勤が辛くない工場の見つけ方

夜勤がつらい工場と、夜勤がつらくない工場の特徴はわかりましたか?
どうせ夜勤で働くなら、つらい工場よりも、つらくない工場で働きたいですよね。
では実際に夜勤がつらくない工場の見つけ方をお伝えしようと思います。
もちろん求人情報や、ホームページに「うちの工場は夜勤がつらくないです!」なんて書いてある訳が無いので、自分で判断することになります。
夜勤がつらくない工場を探すときのポイントはこちら
- ライン作業ではない
- 大量生産の工場ではない
- 大規模な工場ではない
順に見ていきましょう。
ライン作業ではない
夜勤がつらくない工場を探すうえで、絶対に外せないのがライン作業ではないことです。
ライン作業の仕事についてしまうと、夜勤でも日勤と同じように黙々と単調な仕事をすることになります。
夜勤が苦手な方や、今まで夜勤で働いたことが無い方は、工場選びの際に仕事内容がライン作業ではない工場を選んだ方がいいです。
大量生産の工場ではない
製品を大量生産する工場も、避けた方が無難です。
大量生産の工場は、日勤も夜勤も製品をたくさん造るために、工場をフル稼働します。
日勤も夜勤も同じ仕事内容になることが多いので、眠くて生活リズムが乱れがちな夜勤はつらくなります。
夜勤がつらくない工場をお探しの方は、大量生産の工場も避けましょう。
大規模な工場ではない
大規模な工場は、働いている人の人数も多いです。
もちろん夜勤でも管理職がいます。
工場内に人が多いと、日勤も夜勤もあまり区別されなくなり、仕事内容も同じになりがちです。
夜勤がつらくない工場をお探しの方は、大規模な工場では無く中小企業を狙った方がいいです。
たくさんある求人の中から、自力で夜勤天国の工場を見つけるのは大変です。
そんな時は、工場求人のプロに頼るのが1番でしょう。
自分の要望を明確に伝えれば、夜勤天国の工場を見つけられる可能性はグッと上がります。
住むところも用意してほしい方は
夜勤天国を見つけたい方は、とりあえず相談してみてはいかがですか?
私が勤務した夜勤がつらくない工場

最後に私が勤務した「夜勤がつらくない工場」について少し書かせてもらいます。
私が勤務した夜勤がつらくない「夜勤天国」の工場の特徴はこちら
- 社員数200人位の中小企業
- 非ライン作業
- 夜勤は少人数(管理職不在)
- 少量、多品種製造
少しお付き合いください。
こんな工場でした
私が勤務していたのは、社員数200人位のプリント配線基板を製造する工場で、大量生産をする工場では無く少量、多品種の試作品を主に造る工場でした。
仕事内容は担当する設備や、作業台で各々仕事をする非ライン作業です。
私が配属されていた係は全員で20人程度、そのうち3分の1の5人ほどが隔週で夜勤をする働き方でした。
大量に製品を造るよりも、急ぎの製品を止めずに造ることを何よりも求められる工場で、特に少人数の夜勤は「急ぎの仕事さえすればいい。」くらいの感じです。
勤務時間は、昼勤8:30~17:30までの8時間勤務(休憩1時間)夜勤20:30~5:30までの8時間勤務(休憩1時間)となっていましたが、実際にはデフォルトで3時間残業が基本でした。
実際は昼勤8:30~20:30まで、夜勤20:30~8:30までです。急ぎの仕事を止めないよう2交代で24H稼働させるために、昼勤なら夜勤の人が来るまで、夜勤なら昼勤の人が来るまで仕事をしていました。
しっかりと残業代が出ていたので、なかなか稼がしてもらいました。
実際の夜勤は?
夜勤になると管理職は不在です。
夜勤メンバーの中にリーダーがいて、その人の指示に従います。
昼勤と夜勤の引継ぎの際に、仕事の優先順位の書かれたリストを渡され、最優先でやる仕事、優先的にやる仕事、出来ればやる仕事、を伝えられます。
極端な話、夜勤では最優先の仕事さえやっていればOKです。逆にどんなに仕事量をこなしても、最優先の仕事が予定よりも遅れていると怒られます。
「今○○に最優先入っているから、ウチには〇時くらいに入る予定。」みたいにリーダーが周りの係と連絡を取って仕事を進めます。
最優先の仕事を止めないことが絶対なので、最優先が来ていれば休憩時間なんて関係ありません。
休憩なしで、仕事を連続で続けることもあります。
逆に「最優先来るまで時間あるから一服しよう。」みたいな感じで、最優先が来ていない時はのんびりしています。休憩時間も自由です。
休憩の長さも、5分とか10分とかでチャイムが鳴るわけでも無いので、ゆっくりと休憩します。(平均20分位はいつも休憩していました。)
仕事にメリハリがあるので眠くなりにくいですし、もしも眠くなっても「すいません。ちょっとだけ仮眠いいですか?」と言えば、最優先の仕事が入っていなければ「少しねー。」と仮眠も許されます。
リーダーが優秀だったせいか無理なく、効率よく、休憩もたっぷりで、夜勤終わりの日勤との引継ぎの時に上司から何か言われることもありませんでした。
正直、この工場で働いていた時は、給与面でも仕事面でも夜勤の方が好きでした。

今、働いてる工場では夜勤はつらくて嫌いです…。
色々とあって、この工場は退職することになりましたが今、思い返しても「夜勤天国」の工場だったと思います。
まとめ
今回は夜勤がつらくない工場の特徴と選び方をお伝えしました。
以下にまとめておきます。
- ライン作業ではない
- 大量生産の工場ではない
- 大規模な工場ではない
絶対とは言い切れませんが、上の項目に当てはまる工場は夜勤がつらくない可能性があります。
逆に上の項目に当てはまらない工場は、高確率で夜勤がつらい工場です。
ただでさえ、睡眠の質の低下や体内時計の乱れで、心身ともにつらい夜勤。
出来ればやりたくないけど、割増賃金を貰えるのは魅力的。
そんな人は、夜勤がつらくない「夜勤天国」の工場を探してみてはいかがですか?
思っているよりも「夜勤天国」は意外と多そうですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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