夜勤で働いている方、昼夜逆転のお仕事の方、
夜勤って辛いですよね。
身体大丈夫ですか?
胸を張って「元気です!」と言えますか?

…常に気分が晴れない。
…何をしても楽しめない。
私は交代勤務で夜勤を始めた初期の頃に、こんな気分になることが多かったです。
こんな気持ちをお持ちの方、それって、もしかしてうつ病の初期症状かもしれません。
この記事では、
- うつ病の症状
- 夜勤でうつ病のリスクが上がる理由
- 夜勤でうつ病にならないようにするには
- もしもの時は
の順に解説していきます。
結論から言うと、夜勤でうつ病発症のリスクは上がります。
しかしながら夜勤と、うつ病の関係性を知ることでそのリスクを軽減させられます。
「夜勤で精神的に辛い。」と思っている方はぜひ読んでみてください。
夜勤をすることのメリット・デメリットについて詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事をご覧ください。
うつ病の症状

そもそも、うつ病になると、どんな症状がでるのでしょう?
うつ病の症状には精神的に表れるものと、身体的に表れるものが有ります。
精神的に表れる症状はこちら
- 気分が落ち込む
- 無関心になる
- イライラすることが増える
- 何をしても楽しめない
- 集中力の低下
- ボーっとすることが増える
等々
身体的に表れる症状はこちら
- 睡眠障害
- めまい
- 疲れやすい
- 食欲不振
- 耳鳴り
- 動悸
- 頭痛
等々
うつ病の症状は人により様々です。

この症状が出たら、うつ病確定です!
みたいなものは無いので、自覚がないまま、うつ病が進行して重症化してしまうことも有ります。
夜勤でうつ病のリスクが上がる理由

うつ病の症状がわかったところで、夜勤でうつ病のリスクが上がる原因を見ていきましょう。
夜勤でうつ病のリスクが上がる理由はこちらです。
- 幸せホルモンが不足する
- 睡眠不足になりやすい
- うつ病の初期症状に気づきにくい
順に見ていきましょう。
幸せホルモンが不足する

幸せホルモンをご存じでしょうか?

セロトニンと呼ばれる脳内の神経伝達物質です。
セロトニンは、心身をリラックスさせる効果の高い神経伝達物質です。
不足すると、イライラしたり、集中力が無くなったり、気分が落ち込んだりします。
セロトニン不足はうつ病の原因の1つで夜勤で働くと、このセロトニンが不足しやすくなります。
セロトニンを効率よく分泌するには、日光の光を浴びるのが有効なのですが、夜勤で働いていると、日光を浴びれる時間に眠ることになるため、セロトニンを効率よく分泌できません。
夜勤で日光を浴びない生活を続けるうちに、どんどんセロトニンが不足していってしまうわけです。
睡眠不足になりやすい

睡眠不足と、うつ病は関係が有ることを様々な研究で明らかにされています。
「睡眠時間が足りない。」「睡眠の質が悪い。」この2つでうつ病の発症リスクが上がります。
夜勤をすると睡眠不足になりやすいので、うつ病のリスクが高まります。
人間は、日が昇っているうちに活動し、夜になると眠る生活サイクルを大昔から続けてきました。

朝、目覚めて日の光を浴びてセロトニンを分泌させ、起床から14~16時間後、このセロトニンが睡眠ホルモンのメラトニンに変わり、夜になると自然に眠くなる。
体内にこんな生活サイクルが刻み込まれています。
夜勤では、この生活サイクルに逆らう生活をすることになるので、体内時計が狂い睡眠不足になりやすいです。
うつ病の初期症状に気づきにくい

うつ病の症状には精神的な症状、身体的な症状が有りますが夜勤をしていると、うつ病の初期症状のような状態になります。

寝れない。
食欲がない。
疲れやすい。
ボーっとすることが多い。
イライラする。
夜勤をするとこんな症状はよく出ます。
特に、夜勤の初日などは生活サイクルを一気に変えることになるので、うつ病に似た症状が出やすいです。
自ら進んで体内時計を狂わせて時差ボケ状態にするので、仕方のない事なのかもしれません。

夜勤の影響で出ている症状なのか?
うつ病の初期症状なのか?
この判断が難しい所です。
夜勤でうつ病にならないようにするには
夜勤でうつ病にならないように、心がけていただきたいのは以下の3つです。
- 睡眠の質を上げる
- 自分なりの夜勤の生活リズムを掴む
- 自分を観察する
順に見ていきましょう。
睡眠の質を上げる

睡眠不足、睡眠の質の低下は、うつ病のリスクを上げます。
夜勤できちんと眠れていない人も多いのではないでしょうか?
夜勤では体内のリズム的にも睡眠環境的にも、睡眠の質が悪くなりがちです。
昼勤で眠る時以上に睡眠を重視して、深い眠りを取りやすい生活習慣をし、NG行動をしない。サポートアイテムも使って、途中で起きにくい環境にする。
これを守って睡眠の質を上げましょう。
夜勤での良い睡眠のコツについて気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
夜勤でぐっすり眠れる寝室の造り方については、こちらの記事もご覧ください。

自分なりの夜勤の生活リズムを掴む

生活リズムの乱れも、うつ病のリスクを上げます。
生活リズムが不安定だと、精神的にも不安定になります。

日によって、眠る時間がバラバラ。
食事の時間もバラバラ。
お風呂の時間もバラバラ。
では無くて、自分に合った生活リズムで一定の生活を出来るように心がけましょう。
夜勤の生活では、昼勤の生活以上に人によって生活リズムが違います。
自分に合った生活リズムを探してみましょう。
夜勤前の過ごし方、生活サイクルについて気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
自分を観察する

うつ病にならないようにするには、自分を観察することも大事です。
チェック項目はこちら
- 気分が重い、すぐれない
- 眠れない
- イライラする
- 疲れが取れない
- 食欲がない
- 体重が増えた、または減った
- ボーっとすることが増えた
- 無気力
- 何をしても楽しめない
うつ病でよく出る症状です。
もちろん、この他の症状も有りますが、当てはまる項目が多い場合は注意が必要です。
特に9番の「何をしても楽しめない」症状が出た場合は気を付けましょう。
もしもの時は


あれっ。もしかして…うつ病かも。
こう感じたら、迷わず病院を受診しましょう。
1人で悩んでいると症状が進行する恐れが有ります。
風邪の疑いがあったら病院に行くのと同じです。
うつ病の疑いを持ったら迷わず病院に行きましょう。

1人で悩まず心療内科へ!
夜勤はうつ病のリスクが上がる!?まとめ

今回は夜勤と、うつ病について解説しました。
以下にまとめておきます。
夜勤でうつ病のリスクが上がる理由
- 幸せホルモンが不足する
- 睡眠不足になりやすい
- うつ病の初期症状に気づきにくい
夜勤でうつ病にならないように心がける事
- 睡眠の質を上げる
- 自分なりの夜勤の生活リズムを掴む
- 自分を観察する
うつ病は「心の風邪」と言われることも有るほど、誰でも発症しやすい病気です。
普通の「風邪」と違って、「心の風邪」は、かかっていることに気が付きにくいです。
夜勤をすると、体内時計の乱れから時差ボケ状態になり、うつ病のような症状が出やすいです。
自分で自分を観察して、うつ病の症状が出ていないかを確認することが大切です。
特に…

休みの日に何をしても楽しめない!
こんな症状が出たら要注意です。
迷わず病院を受診しましょう。
夜勤が原因で精神的にとても辛いのであれば、転職を考えるのもありです。
夜勤が無い仕事の方が世の中多いですよ。

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夜勤で精神的に辛い人のヒントになると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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